ミンモ・パラディーノ作:行く者、とどまる者

  福山市西町の福山美術館1階ロビーに展示されているミンモ・パラディーノ作「行く者、とどまる者」です。
ミンモ・パラディーノ Mimmo PALADINO (1948-   )「行く者、とどまる者」1984 391.0×848.0 油彩、カンヴァス
(イタリアの)ベネヴェント近郊パドゥーリ生まれ。ベネヴェント美術学校で学ぶ。クッキ、キア、クレメンテ とともに1980年代イタリアの新表現主義を代表する画家。原始、古代、中世などの歴史感覚に基づいた独自の図像を断片的に併置、また抽象的 な図形も併せ用いることで物語の意味を二次的なものとし、絵そのもの が喚起する意味や神秘を強く押し出す。
この作品は、イタリアから3分割で運ばれてきました。
描かれている人の顔は、まるで仮面をつけているかのようです。そのほとんどは表情がなく身体のポーズや置かれている部分の背景の色などが表情を感じさせます。画面は、色分けされ右には赤色を中心にした明るい世界が、左に目を移すと暗い世界が広がっています。その端の下には、仮面を外している人が横たわっています。人間は現実の世界を仮面に頼りながら行きぬいているのでしょうか?一貫した物語とはならず、ただ眠りに似た謎が漂うばかりです。
今(2009)年6月広島県立歴史博物館を見学したのちふくやま美術館ロビーのこの作品をみて、美術館受付で作者を尋ねたとき、『ふくやま美術館ワークシート:作者とお話しましょう』に作者の紹介もありますからといただいたのです。時間的なものもありましたので、作品とお話などしませんでしたが、帰宅後そのシートをみると『(1)この絵には何人の人が描かれていますか (2)ここに描かれている人々の表情に共通していることは、どんなことですか。(3)ここに描かれている人々の心をうかがうとしたら、あなただったら何を手がかりにしますか』と書かれていました。
美術を鑑賞する初歩の初歩なのでしょう漢字にはふり仮名が降られていましたので、小学生でもわかる設問になっていました。・・・さ〜て1,2,3(わたし自身は)どれも答えができぬのでした。
10月に乗り放題切符で福山にも行きましたので、この作品を再度見てみようと思っていたのです。
09.10.30裕・編集

09.10.12撮影
広島県福山市西町2-4-3 福山美術館1階ロビー

09.10.12撮影

09.10.12撮影



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