(美土里町)神楽資料館

  安芸高田市美土里町本郷の神楽門前湯治村に開館している「(美土里町)神楽資料館」です。
※年中無休。入館無料。(ただし、神楽ビデオ鑑賞は@200円/大人。)
神楽とは: 「神楽」の語源は「神座(かむくら)」にあると云われています。
神座とは神を迎える神聖な場所です。太陽、風雨、大地といった自然の現象に存在する神が、人びとの願いによって神座に降りてきます。その前で音楽舞踊を行い、神をなぐさめるのが「神楽」です。
地域の人びとの暮らしに深く根を降ろし、心の支えとなってきた神楽。人びとは神のために神楽の創意工夫に労を惜しみませんでした。その結果、神楽には演奏や歌、踊り、芝居といった多くの芸能的な要素が採り入れられました。これが現代に至るまでのわが国の芸能の源となっています。
能と神楽: 能は、神楽と源流を同じくしながらも、神楽が神職による儀式的な発展を遂げたのに対し、
能は古い時期に、専門の芸能集団による芸能として発展しました。やがて、室町時代に観阿弥(1333-1384)・世阿弥(1363?-1443?)父子によって大成されたものです。
その後、とくに出雲系神楽において、能の演目や所作が盛んに神楽の中に採り入れられてきました。神楽と能の中には使われる採物や、象徴的な舞ぶりの中に、それぞれの歩んできた歴史を読みとることができます。
美土里神楽の
  鑑賞にあたって
神楽は、神への奉納のための芸能です。
神楽を鑑賞する時には、次の二点に注目するとより味わい深いものとなります。
1) 演目の内容に神々との関わりがあるかどうか
2) 演出の面で奏楽、舞ぶり、口上などを通じて、敬神の念が表現されているか
美土里神楽の演目は、数曲の儀式舞と、十数曲の能舞から構成されています。
儀式舞は、神を祭る様々な儀礼、儀礼を舞踊化したものであり、
能舞は、日本神話に登場する神神の神徳を崇敬し、功績を讃える神話、伝説、物語が内容となっています。
神楽は、神への奉納を目的としているとともに、氏子をはじめ地域住民にとっては年間最大の娯楽行事でもあります。神楽人たちは豪華な衣装を着用し、勇壮活発な奏楽にのって、賑やかで、華やかな舞を神楽殿いっぱいに展開し、観衆はこれに呼応して声援を送ります。
この神人和楽の祭りの庭の雰囲気にひたり、味わうことが神楽鑑賞の醍醐味です。
神楽の丘、神楽門前湯治村のメーン施設・神楽ドームの手前に「神座」があり、その中に、神楽資料館が設置されています。神楽?と思われる方には、わかりやすく解説された説明板などが設置されています。
神楽についてもわずかな知識しかないわたしですので、解説を読んでそうだったのかと思う事が多くありました。その一部を上記に(転記)記述しました。
平成16(2004)年3月1日に高田郡の吉田町、八千代町、美土里町、高宮町、甲田町、向原町の各町が合併し安芸高田市になっています。
 11.05.17裕・記編集

11.05.04撮影
広島県安芸高田市美土里町本郷4627  神楽門前湯治村

11.05.04撮影

11.05.04撮影
神楽資料館入口

11.05.04撮影

11.05.04撮影

11.05.04撮影
新舞、能舞「紅葉狩り」      平維茂(たいらのこれもち) 鬼女
(あらすじ)
  時の帝より、信濃国戸隠山に出没する妖怪を退治するように命じられた平維茂が、家臣を連れて紅葉狩りに出かけ休息をとっていると、綺麗な身なりをした更科姫が侍女に紅葉の枝を持たせて登場します。
維茂は更科姫を同席させ酒宴となり、維茂は更科姫たちの舞の様子があまりにも美しいので、ついうたた寝をしてしまいます。更科姫は鬼女に戻り維茂に襲いかかろうとしますが、なかなか維茂が隙を見せないのであきらめて戻っていきます。
そこへ山の神(八幡大菩薩)が現れ維茂に神託を下します。維茂は我にかえって更科姫が鬼女であることに気づいて、その後を追い首尾よく鬼女を討ち取ります。



「資料館など」編



広島ぶらり散歩へ
神楽ドーム
  (美土里町)神楽資料館
  佐々木順三先生顕彰碑
  (神楽門前湯治村)丸型ポスト
  (神楽の丘)マンホール蓋
神楽殿イベント広場


「安芸高田市」編





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