核兵器の廃絶と全面軍縮のために -国連事務総長への要請-1976 

  お袋の被爆体験記があることを知って訪ねた国立広島原爆死没者追悼平和祈念館でお世話になったKさんに尋ねたのです、1976(昭和51)年広島市が国連に提出した資料によると(広島での)原爆による死亡者数約14万人(誤差±1万人)されていますが、広島市が国連に提出した資料とは何であるのか教えていただけないかと・・・
直接的な国立広島原爆死没者追悼平和祈念館体験記閲覧室の業務とは関係ないことだったのですが、本来のお仕事もお忙しそうでしたが、調べてくださり、教えていただいたのが、下記の「
核兵器の廃絶と全面軍縮のために」要請書だったのです。
今(2007)年4月12日に国立広島原爆死没者追悼平和祈念館に伺い教えていただいたのに、なかなか頁として纏める事が出来ませんでした。
要請書の前文を読めば30年後の今日も何ら変わることのない状況かなと思える内容だったのです、全人類が核廃絶への英知を集めなければと思い、ちっぽけなわたしに出来ることはと考えながらの拙い編集にしかなりませんでしたが・・・・
07.08.26裕・記編集
  今日、世界は核兵器のおどろくべき発達、核拡散の進展、核実験の日常化により、核戦争の危険度は、日々高まっています。国連とくにその軍縮委員会をはじめ、各国の政府と国民は、こうした状態を憂慮し、核廃絶のため、いろいろ努力を重ねて来ましたが、核戦争の準備は進むばかりです。ひとたび核兵器が使用されれば、全人類は、滅亡を免れ得ない、きわめて危険な状態になっています。
また、1945(昭和20)年以来の1世代は、いつもどこかで銃声がとどろき、戦争のない日は、ほとんどない状態でした。この間、東西の対立や南北問題、多くの国の政情不安定など、世界戦争の可能性は高まる一方でした。加えて、資源問題・食糧問題・経済不安・人種問題・種族闘争など、一歩あやまれば、世界戦争をひき起こす危険性の高い問題が、つぎつぎと重大な事件を発生させてきました。今日では、サラエボの銃声がとどろけば、世界戦争が起こらないという保証は、どこにもありません。こうした戦争の原因をとりのぞくために、全人類がその英知を結集するべき時であり、しかもその作業はいそがなければならないと思います。
核兵器の廃絶と全面軍縮のために
-国連事務総長への要請-
1976 
ヒロシマ・ナガサキ
国際連合に対する要請者
広島市長 荒木武
 長崎市長 諸谷義武
核兵器の廃絶と全面軍縮のために-国連事務総長への要請-1976 
の中で、原爆による死亡者数の項目を設け記述しています



(無知からはじめた豆知識) (広島ぶらり散歩へ)





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