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今(2011)年7月16日南区比治山公園に行った時、現代美術館にも立寄ったのです。
その時オノ・ヨーコさんのメッセージが館前に置いてありましたので撮影しました。
7月29日ラジオを聞いていたら、『世界各地で平和を訴えている芸術家オノ・ヨーコさん(78)(米・ニューヨーク在住)が7月29日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆犠牲者の冥福を祈った。
「ヒロシマ賞」に選ばれ、授賞式と企画展のために来日。この日、原爆死没者慰霊碑に花輪を供えて黙とうした。公園内の広島平和記念資料館も見学。芳名録に「平和祈念 夢をもとう!」とのメッセージを記したオノさんは「資料館の展示を見ていない日本人がいるなら、必ず来て見て、どんな苦しみがあったか知るべきだ」と語り、また、東日本大震災からの復興にも触れ、「諦めずに希望の道を歩こう。日本人ならできるし、世界もそう思っている」と述べた。』と知りました。 |
ヒロシマ賞(英: Hiroshima Art Prize)とは、広島市、財団法人広島市文化財団が主催する芸術賞。
1989(平成元)年に設置。3年に1度、授与されるそうです。 |
※受賞ごとに、広島市現代美術館にて、受賞者の作品を集めた展覧会が開かれるそうです。 |
主旨 |
美術の分野で人類の平和にもっとも貢献した作家の業績を顕彰することを通じて、広島市の芸術活動の高揚を図るとともに、「ヒロシマの心」を広く全世界にアピールし、人類の繁栄に寄与する。
合わせて、この賞を受賞した作家の展覧会を開催して芸術の発展に寄与し、ヒロシマ賞の意義を高める。 |
選考
基準 |
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美術の分野(平面、立体、映像、デザイン、建築等)で評価の高い活動を行っている個人あるいはグループ。 |
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ヒロシマの心にふさわしい制作活動を行っている個人あるいはグループ。 |
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美術館で単独の展覧会を開催する意義がある個人あるいはグループ。 |
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国籍、年齢は問わない。 |
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選定
方法 |
世界各地の美術館長、美術評論家等で構成する「推薦委員」と、過去の受賞者からなる「特別推薦委員」から推薦された作家等をとりまとめ、国内の美術館長、美術評論家等で構成する「選考委員会」で絞り込みを行う。
その結果をもとに、有識者、美術専門家等で構成する「組織委員会」で、受賞候補者を決定する。 |
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1989(平成元)年このヒロシマ賞が設置された時には既に広島に住んでいたわたしですがこの賞に関することは全く知りませんでした。そして、第7回(2007年)受賞者・中国の蔡國強さんに至るまで知らなかったのです。
昭和64年(平成元年)といえば、昭和天皇が崩御(この言葉もこの時はじめてわたしは知りましたが)されたのは年はじめで、(わたし自身の仕事も四苦八苦していた時で忘れえない年であるのですが)そのようなことを割引いてもまったく無関心の広島市民でした。 |
オノ・ヨーコさんが授賞され、今回のように頻繁に報道されなければ、(わたしは知らぬままに)時を重ねていただろうと思い恥じながら、展示されていたメッセージしか画像がありませんがこの頁を編集しました。 |
今(2013)年9月7日中國新聞の記事、「ヒロシマ賞にサルセドさん コロンビア女性芸術家」に目が留まりました。
『1990年代前半からヴェネチア・ビエンナーレやサンパウロ・ビエンナーレなどの国際美術展に参加し、日常の家具や衣服などを彫刻として再生させながら、暴力による犠牲者の記憶を静かに訴える作品や、空間全体を死者を悼むための場に変容させるような大規模なインスタレーションによって、国際的な評価を確立。2010年にはスペイン文化省主催のヴェラスケス造形芸術賞を受賞。』などの活動がヒロシマ賞に選んだ理由のようです。 |
19.02.12更新 11.08.01裕・記編集 |