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安芸郡坂町北新浜の北新地運動公園に建てられている「坂町B&G海洋センター」です。 |
1973(昭和48)年設立のB&G財団の資料によると、『全国各地に海洋性レクリエーションを軸とした実践活動のための施設を建設し、海や河川、湖が近くにある地域では、水辺に舟艇類を中心とした活動基地としての艇庫を、そして水辺が近くにない地域では泳げる人づくりの場として室内温水プールや体育館等の施設を整備。
これまでに整備した地域海洋センター数は480ヶ所にのぼってる』そうです。 |
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B&G財団は、Blue Sea and Green Land Foundationの略で、現在国土交通省所管の財団法人です。 |
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「世界は一家、人類は皆兄弟」 |
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一 |
あらゆる生物に生命力を与えるは水なり。 |
二 |
常に自己の進路を求めてやまざるは水なり。 |
三 |
如何なる障害をも克服する勇猛心と、よく方円の器に従う和合性とを兼ね備えるは水なり。 |
四 |
自ら清く他の汚を洗い清濁併せ容るの量あるは水なり。 |
五 |
動力となり光となり、生産と生活に無限の奉仕を行い、何等報いを求めざるは水なり。 |
六 |
大洋を充たし、発しては蒸気となり、雲となり、雨となり、雪と変じ、霧と化してもその性を失わざるは水なり。 |
水を心とすることが、平和と健康と長寿の妙薬であります。 笹川良一 |
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(ささかわりょういち)
笹川良一:
(1899‐1995) |
民族主義活動家、衆議院議員。大阪出身。1931(昭和6)年国粋大衆党を組織、総裁。1942(昭和17)年翼賛選挙で衆議院議員当選。戦後、A級戦犯収監、不起訴。釈放後,競艇を普及、全国モーターボート競走会連合会会長、日本船舶振興会会長、競艇収益の配分権で政界のフィクサーとなる。1982(昭和57)年国連平和賞。勲一等旭日大綬章受章。 |
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原爆関連慰霊碑の資料をみて「坂町原爆犠牲者追悼碑」が坂町B&G海洋センターに建立されている事を知ったのです。知ってから随分時が過ぎた今(2010)年年訪ね、頭を垂れて撮影しました。と同時に、この海洋センターの建屋も撮影しました。
わたしが社会人になった時とほぼ期をいつにして、全国各地にB&G海洋センターが建設されていました。
(仙台に転勤した昔々、当地の新聞報道を思い出すのです)それは、白鳥の飛来地として有名な(宮城県の)伊豆沼に、築館B&G海洋センターの艇庫を造る、その工事中に伊豆沼を汚染したというニュースの事なのです。
競艇の収益金を潤沢に使い財政規模が乏しい自治体に次々と建設していっていた時代の小さな出来事だったのかもしれませんが、(わたしには)忘れられない報道だったからです。
ここ坂町B&Gにも、笹川良一の孝子像(笹川が59歳のとき、82歳の母親テルを背負って金毘羅参りのため、785段の石段を登っている様子を表しているとされる像)が建立されているはずと建物の前辺りを探したのですが(わたしには)探せませんでした。 |
10.06.28 裕・記編集 |