2010(平成22)年 「平和への誓い」

  広島市作成の式典式次第(パンフレット)の中に、この「平和への誓い」が掲載してありますから、(わたしは)式典前に読んでおいて、子ども代表が語りかけているときにまたパンフレットに目を落とすのです。
今(2010)年は、9480点の応募作文から子ども代表が選ばれたことを新聞報道で知りました。
小学6年生、もう自分なりの平和への思いがあると(わたしは)思っているので、その言葉に聞き入るようにしています。ことしも、『・・・・一人一人が行動すれば、未来を平和に導くことができるはずです。次は、ぼくたちの番です。』と述べていました。
他人まかせで平和を享受してき(た、わたしは)この歳になりました。また、笑顔を忘れているようなきょうこのごろのわたしには耳いたい言葉でした。
10.08.09裕・記編集

10.08.06.裕撮影
こども代表、横林君と高松さん
ぼくの大好きな街、広島。緑いっぱいの美しい街です。
65年前の8月6日、午前8時15分。
人類史上初めて、原子爆弾が広島に落とされました。
一瞬のうちに奪われた尊い命。変わりはてた家族の姿。
原子爆弾は人々が築きあげた歴史や文化をも壊し、広島の街を何もかも真っ黒にしてしまったのです。

しかし、焼け野原の中で、アオギリやニワウルシの木は、緑の芽を出しました。人々も、街の復興を信じて、希望という種をこの地に蒔きました。
傷つきながらも力いっぱい生き、広島の街をよみがえらせてくださった多くの方々に、ぼくたちは深く感謝します。

今、世界は、深刻な問題を抱えています。紛争や貧困のために笑顔を失った子どもたちもたくさんいます。
私たちの身近でも、いじめや暴力など、悲しい出来事が起こっています。これらの問題を解決しない限り、私たちの地球に明るい未来はありません。

どうしたら争いがなくなるのでしょうか。どうしたらみんなが笑顔になれるのでしょうか。
ヒロシマに生きるぼくたちの使命は、過去の悲劇から学んだことを、世界中の人々に伝えていくことです。
悲しい過去を変えることはできません。しかし、過去を学び、強い願いをもって、一人一人が行動すれば、未来を平和に導くことができるはずです。

次は、ぼくたちの番です。
この地球を笑顔でいっぱいにするために、
ヒロシマの願いを、世界へ、未来へ、
伝えていくことを誓います。
平成22(2010)年8月6日     こども代表
広島市立袋町小学校6年    高松 樹南
広島市立古田台小学校6年   横林 和宏
通称平和記念式典で配付されているパンフレットより転記しました



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