三月堂形石燈籠(東大寺形石燈籠)
  中区の平和大通り緑地帯に建立されている石燈籠群の中の「三月堂形石燈籠」です。
東大寺法華堂前の六角形石燈籠(鎌倉時代)を模作したもので、長い竿を節で引き締め、笠の軒反りや、曲線は大変美しい。燈籠の典型といわれています。
(とうだいじ)
東大寺:
奈良市雑司町にある華厳宗(けごんしゅう)の大本山。金光明四天王護国之寺・総国分寺・大華厳寺ともいう。南都七大寺の一つ。聖武天皇(701-756):第45代天皇:在位 724-749)の発願により創建。行基(668-749)を大勧進とし、良弁(ろうべん:689-773)を開基とする。本尊は盧遮那仏(いわゆる奈良の大仏)。752(天平勝宝4)年に大仏開眼供養。
唐僧・鑑真により、戒壇院を設立、三戒壇の一つ(他に下野国薬師寺、筑前国観世音寺)として奈良・平安時代を通じて興福寺と並ぶ大寺院となり、広大な荘園を有して栄えたが、中世以後衰えた。江戸時代再建の大仏殿(世界最大の木造建築物)、創建以来の遺構である三月堂・正倉院のほか、南大門・鐘楼などがある。
(さんがつどう)
三月堂:
東大寺法華堂の別名。
毎年陰暦三月に法華会(ほっけえ:法華経を講説する法会)が行われるのでいう。
  NET検索で、三月堂の石燈籠の画像を見ると、ここ平和大通りにある三月堂形石燈籠は竿の部分の節を強調するために曲線が大きいようです、(燈籠だけの画像を探せませんでしたが)三月堂のものはもう少し直線的になっているようです、また宝珠の下には露盤(ろばん)と云われる台や、蓮の蕾を現した請花(うけばな)と云われる装飾もあるようですが、これも違うようです。まあこちらは摸作品ですので目くじらを立てることもないのであろうと編集しながら思っているところです。
08.06.17裕・記編集

08.03.01.撮影
広島市中区  平和大通り緑地帯

08.03.01.撮影

08.03.01.撮影

08.03.01.撮影
石灯篭部位
ほうじゅ
宝珠
〔仏〕 上方がとがり、火炎が燃え上がっている様子を表した玉。
これによって思うことがかなえられると説く。如意宝珠。宝珠の玉。
かさ
雨雪・日光を防ぐために頭に直接かぶるもの。菅(すげ)・藺(い)などで編んで作る。かぶりがさ。《笠》
頭上にかざすもの。中心点から放射状に骨を出し、布地や油紙を張り、柄をつけ、折り畳みできるようにしたもの。こうもり傘・唐傘・日傘などの総称。《傘》
ひぶくろ
火袋
灯籠の火をともす所。また、行灯(あんどん)・提灯(ちようちん)などの紙のおおい。
ちゅうだい
中台
2)石灯籠(いしどうろう)の支柱の上にあり、火をともす部分をのせている台。
1)〔仏〕 胎蔵界曼荼羅(まんだら)の中央にある中台八葉院の中心部。
さお
竿
竿石(さおいし):石灯籠などの、基礎の上に立ち火袋を支える柱状の部分。
きそ
基礎
2)建築物の重量を支え、安定させるために設ける建物の最下部の構造。地形(じぎよう)・礎石・土台など。



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