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中区の平和大通り緑地帯に建立されている石燈籠群の中の「高麗形石燈籠」です。 |
新羅時代に作られた形で、京都、華厳寺の石燈籠を摸作したもので、意匠の変化に工夫がこらされています。 |
(けごんじ)
華厳寺: |
京都市西京区にある臨済宗の寺院。山号は妙徳山(みょうとくさん)、本尊は大日如来。享保8(1723)年鳳潭(ほうたん:1654−1738)の創建。スズムシを四季を通して飼育しているため、通称鈴虫寺と呼ばれている。 |
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説明板を読んだだけではこの石燈籠の特色というものが判りませんでした。笠から中台までが重そうで竿が短い燈籠のように思ったのですが、なぜ高麗形といわれるのかはわたしにはわかりません。宝珠部分が玄化寺形石燈籠と同じように豪華なところは韓国(朝鮮半島)の燈籠の特色かとも思いましたが朝鮮渡来の燈籠に定形はないとも聞きますので宝珠部分も決め手にはならないようです。 |
08.07.11裕・記編集 |
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08.03.01.撮影 |
広島市中区 平和大通り緑地帯 |
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08.03.01.撮影 |
08.03.01.撮影 |
08.03.01.撮影 |
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シルラ
新羅(しらぎ) |
慶州を都とした朝鮮最初の統一王朝(356-935)。
四世紀中頃、斯盧(しら)国が半島東南部の辰韓一二国を統合して建国。
七世紀には唐と結んで百済・高句麗を滅ぼし半島の統一支配を確立、唐に倣い中央集権化をはかったが、高麗の太祖王建によって滅ぼされた。 |
コグリョ
高句麗(こうくり) |
古代朝鮮の一国。中国東北部にいた扶余(ふよ)族の一支族が建国(?-668)。
313年、楽浪郡を滅ぼし朝鮮北部を領有、427年平壌に遷都。広開土王(好太王)以下三代(四世紀末から六世紀)が最盛期。唐・新羅の連合軍に滅ぼされた。 |
ペクチェ
百済(くだら) |
朝鮮古代の三国の一。四世紀半ば、馬韓(ばかん)北部に成立。のち高句麗に圧迫され半島西南部へ移動。王族は高句麗系の夫余族といわれる。
日本との関係が深く、仏教など大陸文化を伝え、日本古代文化の形成に大きな影響を与えた。660年に唐・新羅の連合軍に滅ぼされた。
※「くだら」は日本における称で、大村を意味する古代朝鮮語によるという |
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