神明形石燈籠
  中区の平和大通り緑地帯に建立されている石燈籠群の中の「神明形石燈籠」です。
生込(いけこみ)形の石燈籠の一種で、ラッパ状の竿に特色があります。江戸時代の庭園に多く使用されています。
神明(しんめい) (1)神。  (2)祭神としての、天照大神のこと。
神前(しんぜん) 神の前。神霊の前。
燈籠は元来仏教に附随して日本に伝来したものではじめは専ら仏教のみに用いられていました。
神仏混淆の思想から神へ燈明を供へるということで神明燈籠が設置されるようになったと考えられます。神社本殿建築の形式の一つである神明造りは曲線を用いないことから、これに調和する曲線を用いた神前形燈籠が作られたと考えられているそうです。
広島の神社(わずかな神社しか訪ねていないし、意識して石燈籠を見てきたわけではないので不正確な記憶ですが)で、このような形の石燈籠は見たことがなかったな〜と思ったのですが、説明板をよく読めば江戸時代の庭園に使用されたとありますので、庭園を数多く見てきたわけではありませんので見た記憶がないのかなと・・・。
08.07.18裕・記編集

08.06.07.撮影
広島市中区  平和大通り緑地帯

08.06.07.撮影

08.06.07.撮影

08.06.07.撮影
しんめいづくり
神明造り
神社本殿様式の一。屋根は茅葺き、切妻造りで反りはなく、破風が屋根を貫いて千木となり、また棟の上には鰹木(かつおぎ)を置く。平入り(ひらいり:建物正面に入り口があること)で前面中央に扉があり、四面に高欄を設ける。伊勢神宮正殿が代表例。
こうらん
勾欄;高欄
1)橋・回廊・廊下などにつけた欄干(らんかん)。擬宝珠(ぎぼうし)勾欄・回り勾欄などがある。
4)中国、宋代の都市の盛り場にあった演芸場。舞台に勾欄(欄干)をめぐらしていたことによる名という。



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