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西区の平和大通り緑地帯に建立されている石燈籠群の中の「大仏殿形石燈籠」です。 |
この石燈籠は、わが国最古の面影をとどめています。東大寺仏殿前の金銅燈籠を原型としたものです。燈籠は元来、仏に燈明(とうみょう)を献ずるためのもので、古い時代には仏殿の正面に一基置くことが原則とされています。
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(だいぶつでん)
大仏殿: |
2)奈良東大寺の大仏(盧遮那仏:るしやなぶつ)を奉安した堂。752(天平勝宝4)年建立。現在の仏殿は1708(宝永5)年の再建。
1)大仏(巨大な仏像。丈六=像高約4.8m以上のもの)を安置した堂。 |
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東大寺大仏殿の八角燈籠(国宝)は金属製ゆえに火袋に細かで精巧な音声菩薩(おんじょうぼさつ)や雲中を走る四頭の獅子が、菱格子の透かし地に浮彫りされていますが、石燈籠のここ平和大通りの(大仏殿形)石燈籠では無理としても簡素なものになっています。宝珠にしても豪華な飾りが施されていますが、こちらの石製の宝珠は簡素なものになっています。なによりも、火袋の大きさと竿とのバランスも奈良のものとは違うように見えます。
説明板にあるように、わが国最古の燈籠の面影を感じることが大切なのかなと思っているところですが・・・・。 |
08.07.22裕・記編集 |
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