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西区の平和大通り緑地帯に建立されている石燈籠群の中の「仙休与世形石燈籠」です。 |
茶人好みの石燈籠で、茶庭などに多く用いられた一つの形です。
丸みを帯びた柔らかさの中に、中台の硬さが全体を引き締めています。 |
仙(セン) |
山と人との合字、山上に住む人の意。 |
休(キュウ) |
人と木との合字、人が木の陰にはいって休む意。 |
与:與(ヨ) |
旧字は舁(ふたりが向き合って物を持ち上げる形)と、(牙ノ変形)との合字。 |
牙(ガ) |
象形、獣の大きな歯が上下にかみ合わさっている形。 |
世(セイ) |
十を三つ並列し、末の一画を横に長くしたもの。三十年の意。転じて、世代の意となる。 |
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茶道の心得がないわたしですので、説明板で云う、茶人好みの燈籠というものはわかりません。
四文字熟語として「仙休与世」なるものはないようですので、漢和辞典でそれぞれの漢字を調べてみました。
千利休がめざしたと聞く、『茶道というもの何も削るものがないところまで無駄を省いて、緊張感を作り出すというわび茶』からすればこの燈籠にはまだまだ削れるものがありそうにも思いますが、茶道≠千利休でもあるのでしょうが・・・どこが茶人好みかが判らぬままではありました。 |
08.07.23裕・記編集 |
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