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西区東観音町に建てられている「合法格物致知山(ごうほうかくぶつちちさん)永徳寺・観音院」です。 |
観音院の山号は、合法格物致知山と称しています。
合法とは、「仏法」にかなうことで、格物とは、「礼記」大学編の、いわゆる八条目(格物・致知・誠意・正心修身・斉家・治国・平天下)の一つで、朱子学では、物の理にいたると読み、事物に本来そなわる理に窮め至ることと解します。陽明学では、物「事」をただすと読み、心の良知を発揮することによって、事柄のあり方をただすことと解しています。
致知とは、後天的知を拡充して自己及びあらゆる事物に内在する個別の理を窮め、究極的に宇宙普遍の理に達することを目指すことです。
これを略して、通称「合格山」と称しています。
永徳寺という寺号は、1845(弘化2)年に出版された「広島城下絵図」にはすでに描かれいるそうです。
観音院は、真言宗の寺院で、広島市観音地区の地名の由来ともなっています。
また、現在電算化の進んだ寺として、国内外のマスコミに取材をされ、信徒による運営を行い、住職の世襲を廃止し財務を公開しているお寺だそうです。 |
観音院の由来は、お寺の資料を参考にしました。 |
資料をみて被爆した墓石の記述がありました。 |
爆心地から≒1,370m 被爆当時町名は東観音町2丁目でした |
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近くの南正坊の被爆した門柱があることを知りましたので、一緒に訪ねようと思っていたのです。2009年になりましたが訪ね、お参りしまし、被爆した墓石を撮影させていただきました。 |