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中区上幟町の縮景園に造られている「迎暉峯」についてこの頁で取り上げました。 |
(縮景園)園内一の高地です。
昔は、ここから広島湾に浮かぶ似島(にのしま)や厳島(いつくしま=みやじま)が一望でき、出船入船の様子も手に取るように見えたといわれています。
ここからの眺望は、景勝の名にふさわしい、すばらしいものです。 |
※園内説明板は「げいきほう」とありますが広島県の資料は「げいぎほう」となまっています。 |
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暉(キ) |
1.ヒカリ→光。 2.カガヤき→輝。 3.ヒカる。カガヤく。光気を出す。 |
峯(ホウ) |
峰の正字
1.ミネ イ)山の頂上。いただき。峰頂。ロ)山。高い山。ハ)刀のみね。刀の刃の背
2.物の高いところ。 |
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漢和辞典を引いてみました。輝きを迎える峰というところでしょうか
埋立埋立と新開地で海岸線が沖合に出て行ったのですから、江戸時代は今の海岸線からずっと手前だったので入船出船も手を取るようにみえたのかも知れませんがそれにしても現在、日出も日入りもビルからになっている縮景園になっています。
建物を借景とするいまの風情というものは味気ないと切り捨てることはできないのですから、現代の風流というものを考える必要があるのかも知れませんが。 |
09.03.16裕・記編集 |