(三瀧寺)三鬼権現堂

  西区三滝山の三滝寺に建てられている「(三瀧寺)三鬼権現堂」です。
この三鬼権現堂は、國廣四鬼神(くにひろよきじん:備後出身1904年没)和尚が、(山手川に三滝橋を架け、鐘堂を再建しさらに)現在地に再建したもので、主に祈祷を修行するお堂だそうです。
この観音堂は、被爆した建物です。
三鬼権現とは、追帳鬼神(ついちょうきしん:大日如来の化身)、時眉鬼神(じびきしん:虚空菩薩の化身)、魔羅鬼神(まらきしん:不動明王の化身)の事で、この三鬼神のもとに全国の天狗たちが集まり、神通力をもって生きとし生けるもの全てを加護しており、福徳、智恵、断切の徳を備えておられ、ここ三瀧寺がある三滝山の守護神となっておられるのでしょう。
宮島の弥山の三鬼(権現)堂を訪ねた時、日本で唯一鬼の神を祀っていますと聞きましたが、ここ三瀧寺にも三鬼権現堂が建立されている事を知りました。これはどうした事かと浅はかにも思ったのですが、同じ真言宗ですので、弥山で修行した僧たちがこの三滝山にも三鬼権現堂を建立したのだろうと(わたしは)考えました。
広島市国際平和推進部の被爆建物リストによると三瀧寺ではこの三鬼権現堂ほか、想親観音堂、鐘楼、稲荷社、鎮守堂が被爆建物として爆心地より3180mと記述がありますが、ヒロシマの被爆建造物は語るでは稲荷社3180m〜鎮守堂3300mとありますので、鎮守堂よりも爆心地に近いのがこの三鬼権現堂です。
12.02.08更新   08.01.20裕・記編集
    関連頁:(弥山の)三鬼堂、 (三瀧寺)三鬼権現堂、 (福王寺山の)三鬼権現堂

07.11.21.撮影
広島市西区三瀧山411 三滝寺

07.11.21.撮影

11.02.19撮影

11.02.19撮影
烏天狗 大天狗
てんぐ
天狗
深山に住むという妖怪。山伏姿で、顔が赤くて鼻が高く、背に翼があり、手には羽団扇・太刀・金剛杖を持つ。神通力があって、自由に飛行するという。
鼻の高い大天狗や烏天狗などがある。
各地に天狗にまつわる怪異な話が伝承されており、山中で起こる種々の不思議な現象は、しばしば天狗のしわざであるとされる。
だいてんぐ
大天狗
大きい天狗。位の高い、力のある天狗。
からすてんぐ
烏天狗
烏のくちばしのような口つきをしているという小天狗。

11.02.19撮影

11.02.19撮影
破魔三鈷杵 塗香
はま
破魔
仏語。悪魔を打ち破ること。煩悩を打ち払うこと。
さんこ
三鈷
金剛杵の一。
金属製で杵(きね)の形をし、両端が三つに分かれているもの。三鈷杵(さんこしょ)。
(こんごうしょ)
金剛杵:
古代インドの武器。のちに密教で、外道悪魔を破砕し煩悩を打ち破る象徴として用いる法具。
真鍮・鋼(はがね)などで作り、中央の握りが細い。
両端のとがった独鈷(とっこ)杵、両端の分かれている三鈷杵・五鈷杵などがある。
ずこう
塗香
仏像や修行者の身体に香を塗って、けがれを除くこと。また、その香。

11.02.19撮影

07.11.21.撮影



「三瀧寺附近」編・全体



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