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南区仁保の西福寺に造られている庭園を取り上げました。
※庭園形式は、“回遊式庭園”になっています。
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仁保郷土史会・仁保公民館設置の説明板を読むと、「本堂裏には徃古躑躅(さつき)を以て 其の名高かった明治天皇にゆかりのある(黄金山を借景した)庭園」だそうです。 |
仁保村役場昭和4(1929)年発行「仁保村志」によると
『本堂背面にある一帯の自然山を以て庭園となし杜鵑花と楓樹とは其の著名なるもの也・・・山上に亭あり最勝亭と称す』また、明治28(1895)年4月最勝亭に開ける杜鵑花を(大本営の)天皇の玉座に奉納するように命を蒙り、献納した』と記述があります。 |
(つつじ)
躑躅: |
ツツジ科ツツジ属の植物の総称。
常緑または落葉性の低木。山地に自生し、公園や庭園に広く栽植される。葉は互生。四、五月、枝先に先端が五裂した漏斗形の美しい花を一〜数個つける。果実は果。園芸品種が多い。[季語]春。 |
(とけんか)
杜鵑花: |
〔杜鵑(ほととぎす)の鳴く頃咲く花の意〕
サツキ。誤って漢名とされる。 |
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2004年交流ウォークの時は改修工事をしているからと拝観は事前に断られたそうで拝見できませんでしたが、2007年12月交流ウォーク下見で訪れた時は、手入れがいきとどいた庭だな〜と思いましたが、残念なことに躑躅の季節ではありませんでした。 |
2010年ご住職の奥さまに、お話を伺う事ができました。庭園は“回遊式の庭園”であること、「仁保村志」にある楓樹はいまは枯れてしまったが幹が残っている事などを伺いましたので、庭園をぐるっと回遊することを許可していただき、上方から庭園を撮影させていただきました。いまになりましたが、画像を追加し再編集しました。 |
12.05.05再編集 08.05.21裕・記編集 |