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西区高須にお祀りされている「上の地蔵尊」です。 |
昔、西国街道から福蔵寺に至るこの道(参道になっていた)沿いには100体にも及ぶお地蔵さまが鎮座されていたそうです。 |
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おひし地蔵尊とも呼ばれているそうです。
「ひし」とは、災難。身の不幸。破滅。のことで人々を災難から守るというお地蔵さまという意味で名付けられたのでしょうか。 |
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『このお地蔵さまは、嫁取り地蔵といわれ、ご近所で婚礼があるたびにその家に運ばれ他の所のお地蔵さまと一緒に並び置かれたので、現在左腕が無くなり、昔、頭がなくなった事があり、現在のお顔は(そのご夫人が幼かったころのお顔とは違う)新しいお顔になっています。』と近所の奥様にお聞きしました。 |
今(2010)年再び訪ね頭を垂れたこのお地蔵さまでした。
今回たまたま根際を通られていたご近所の奥様が居られましたので、お地蔵さまの事を聞こうと声を掛けたのです。
上記のような由来がありました。しかし、いまは、嫁取り地蔵というような習慣(風習)は行われなくなっていますという事もお聞きしました。 |
10.06.14裕・記編集 |