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西区田方の海蔵寺本堂裏に作庭されている「石組庭園」をこの頁で取り上げました。 |
石組(いわぐみ)庭園 |
規模 |
庭園面積 約380u (東西幅≒20m 南北奥行≒19m) |
構造形式 |
池泉観賞式(山畔利用式)
池泉面積約66u、ほぼ三角形に近い形態を示す。 |
山畔が急である為土留めを兼ねて下りの池泉護岸から上部にかけて多数の石を組み、その山畔の西寄り谷間の部分に滝石組がある。左手山畔は上部にかけて横石を主体として組まれており総体的に見て平天石の多用に大きな特色があり、これは地元産花崗岩を生かしたものです。
地味な石を使いながら、全体的にまとまっており、滝口から滝口下の流水部分は深めに掘り、石を狭く組み渓谷の景色を表現しています。また滝口下からの落水で滝壷が出来るのを防ぐ為二枚の平石を滝口下に組む技法は本庭園の見所といえます。
背後山畔上方の木々の緑は豊でそれが庭園美を引きたてています。規模は小さいものの地方色豊かな魅力ある古庭園です。本庭は庭園史上好史料であり文化財として十二分な価値を有する一庭です。 |
日本庭園研究所本部発行「海蔵寺庭園整備調査報告書」より |
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資料は掲示説明を参考にしました |
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2005年海蔵寺を訪ねた時に、この石組庭園も教えていただき拝見し、撮影しました。 |
2010年訪ねた時は、石組と紅葉がすばらしく撮影しました。
2012年訪ねた時は、水面に白色のスイレンが咲いていましたので撮影しました。
2014年の今になりましたが画像を加え頁を更新しました。 |
14.08.12更新 05.03.26裕・記編集 |