こてえ
鏝絵

歴史の散歩道:鏝絵(こてえ)             草津まちづくりの会
  鏝絵は、江戸末期から昭和初期にかけて行なわれた庶民文化の一つで、民家の土蔵などの壁に左官がお施主さんへお礼と家の幸せを願い白壁に左官鏝を使い描いた「左官絵」です。また寺院の経堂の鏝絵は奉納されたものだそうです。
江戸末期、伊豆の大工・入江長八が左官の弟子となり狩野派の絵を学びながら漆喰を使い鏝で壁面に絵を描く技術を完成させた漆喰芸術でこの技法が全国の左官職人の間に広がって行ったものです。
石州左官発祥の地・島根県石見地方には鏝絵が多く残っており、広島の草津地区にも現在十二ヶ所(唐獅子、波ウサギ、龍、牛、鶴、亀など)残っており、厄除け、火除け、繁栄などの願いが込められています。「唐獅子」は魔物を倒す霊力があると信じられ、文殊菩薩の使いともいわれ、「波ウサギ」は波は水をあらわし火事除け、ウサギは多産名山の神の使いで子孫繁栄を願い、「龍」は水を司る神で雲を呼び雨を呼び火事除けの願いが込められています。
2005年草津の町を交流ウォークで訪ねたときに鏝絵なるものを教えていただきました。
2007年交流ウォークのときに少しばかり撮影しましたので、鏝絵として頁を独立させました。
2010年草津公民館内に展示の鏝絵(唐獅子)を間近でみました。また、まさしく「唐獅子と牡丹」の鏝絵もみました、また説明板にある色付けされた「龍と波」もみましたので追加し更新しました。
12.03.27更新   07.10.17再編集     05.03.22裕・記編集

05.03.21撮影
土蔵に鏝絵をみる    広島市西区草津東3‐8

07.06.06撮影

10.05.01撮影

10.05.01撮影
草津公民館には解体された蔵の持ち主から寄贈してもらったという鏝絵が展示してあります

10.05.01撮影

10.05.01撮影
しし
獅子
1) ライオン。古来、百獣の王とされる。
2) 高麗から伝来したとされる、1)に似た想像上の動物。
* 東アジアでは、想像上の獣が考えられた。
仏教では、文殊菩薩の乗り物であり、「獅子吼(く)」は、獅子の咆哮(ほうこう)が百獣を威服させるところから、釈迦の説法を比喩する。「獅子座」は仏の座席、転じて高僧の座をいう。
獅子には悪魔を圧する霊力があると信じられたために、門や扉の守護物とする習俗が生じ、日本でも、神社の社前や宮中の鎮子(ちんし)に、狛犬と対をなして獅子の像を置き魔除けとした。
新年や祭礼に「獅子頭」をかぶって舞う「獅子舞」も、悪霊退散の呪術であり、日本へは中国から伝来した。なお、「唐獅子」(外国の獣(しし)の意)は、絵画彫刻に装飾化した獅子をいう場合があり、ことに牡丹の花との配合はもっとも絢爛豪華な意匠である。
からじし  ぼたん
唐獅子と牡丹
獅子は、百獣に君臨する王といわれます。その無敵の獅子でさえ、ただ一つだけ恐れるものがあります。それは、獅子身中(しんちゅう)の虫です。
我身の体毛の中に発生し、増殖し、やがて皮を破り肉に食らいつく害虫です。しかし、この害虫は、牡丹の花から滴り落ちる夜露にあたると死んでしまいます。
そこで獅子は夜に、牡丹の花の下で休みます。獅子にとっての安住の地が、そこに在ります。

10.05.01撮影

10.05.01撮影
「龍と波」
りゅう

中国神話の生物で、古来神秘的な存在として位置づけられています。旧字体「龍」、「竜」は「龍」の略字。
竜は神獣・霊獣であり、麒麟・鳳凰・霊亀(れいき)とともに四霊のひとつです。
平時は、水中か地中に棲むとされることが多くその啼き声によって雷雲や嵐を呼び、また竜巻となって天空に昇り自在に飛翔するといわれています。
その姿は、「三停九似」=首〜腕の付け根〜腰〜尾の各部分の長さが等しい。角は鹿、頭はラクダ、眼は鬼あるいは兎、身体は蛇、腹は蜃(しん)、背中の鱗は鯉、爪は鷹、掌は虎、耳は牛、に似て、口辺に長髯をたくわえ、喉下には一尺四方の逆鱗があり、顎下に宝珠を持っていると云われています。

07.06.06撮影
波と兎 波は水なので火除けの守りとされ、兎は(多産で)子孫繁栄や豊穣をもたらすめでたい瑞獣とされて、様々な場面で用いられています。
波と兎の由来が上記のものとチト違うことが、東照宮の説明板にありましたので下にリンクしました。
関連頁: (広島東照宮手水舎の彫刻)波と兎

07.06.06撮影



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