あきのくに ようれいのひ
安藝國養蛎之碑
  西区草津南の漁民会館に建立されている「安藝國養蛎之碑」です。
※この碑の“移転記念・碑”についてもこの頁で取り上げています。
この碑は、明治31(1898)年当時牡蛎仲間により草津港の東北岸に自然石で建てられましたが、大正11(1923)年8月広電荒手駅の町有地の土手に石碑に改めて建立され、その後昭和33(1958)年草津牡蛎組合によって住吉神社境内に移築。
昭和58(1983)年西部開発事業によって埋立てられた現在の位置に移築されたものです。
碑文に『(前略)、古記を案ずるに延宝中郡(佐伯郡)の草津村に小林五郎左衛門といえる者あり、蛤蜊(はまぐり)を養殖せんとして立てたる竹枝に図らずも蛎苗(れいびょう)の数多く付着を見て、地に牡蛎に適するを知り茲に人工養殖の方法を按じ海面を見てひび場を設けたり、これを此地養蛎の始めととす。(後略)』とあるように小林五郎左衛門(通称・小西屋五郎八)が江戸時代・延宝年間(1637〜1681)ひび立養殖法を完成した功徳碑です。
其の後、元禄の初めに村の年寄河面仁衛門などの努力により草津のかき養殖が盛んになっていきました。                            
草津まちづくりの会
1897(明治30)年第二回水産博覧会が神戸市で開かれ、小林五郎左衛門、河面仁右衛門の功績を追賞し碑を建立。
博覧会総裁で元陸軍大将大勳位功二級(小松宮)彰仁親王に「安芸国養蠣之碑」の七字の書を賜ったそうです。
2005年交流ウォークで案内していただき、碑をみてカキということはわかりましたが養蛎が読めなかったのですが、「ようれい」と読むことを教わりました。
2007年再び訪ねた時に説明板にある移転記念碑も建立されていることを知り撮影しましたので、独立の頁にしました。
平成2(1990)年9月6日カキが広島県のさかなに制定されています。『広島のカキは、約450年前から養殖されていたといわれ、広島県の代表的な水産物です。 現在、生産量では全国シェアの約7割を占めています。』ということで「広島県のさかな」に制定されているのです。
08.06.08再編集   05.03.22裕・編集

07.06.16撮影
広島市西区草津南1-16 漁民会館

07.06.16撮影
安藝國養蠣之碑、移転記念・碑、魚貝藻類供養碑

05.03.21撮影

05.03.21撮影
安藝國養蠣之碑 大正11年8月發起人蠣仲間

07.06.16撮影

07.06.16撮影

07.06.16撮影
移転記念・碑   草津かき組合一同 發起人(12名)
昭和33(1958)年4月 工事施行者岩崎亀市 
移転記念・碑
昭和58(1983)年3月



「食べ物」編



広島ぶらり散歩
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