舟越保武作品・牧歌-廃棄-

  広島市南区松原町の広島駅ビル(入口)上部壁に設置されている舟越保武作「牧歌」です。
※2007(平成19)年時点ではまだ再設置はされていません。
※2023年7月17日中國新聞報道で、2020年春ごろ中国SC開発によって廃棄されたことがわかったそうです。
〔管理していた広島ステーションビルは、2010年中国SC開発に吸収合併されています〕
駅ビル改装で壁がサッシになり『牧歌』が撤去されたことを知っていたのです。2006(平成18)年12月交流ウォーク街角探検隊の時、駅ビル(広島ステーションビル)管理事務所で聞いたところ2つのことがわかりました。
1) .当初作品は一連の作品として設置されていたが駅改修で半分づつ展示するようになった。
2) 撤去した作品は保管している、今回の駅改装が終わる時点で展示できるようにしたい。
広島駅南口(在来線側1階)の近くの壁の上部2箇所(東・西)別々に設置されています。
いままで数えきれないほど根際を通っているのに、・交流ウォークで教えていただかなければ恐らく気が付かなかったでしょうそんな思いの場所でした。
作者が設置される場所を考えてこの彫刻群を制作されたのかはわかりませんが、もう少し目立つ所に設置されてもいいのではと思ったのでした。
もともとは正面壁に取り付けられた作品だったのが、改装で、二つに分割して取り付けられているのが2005(平成17)年の現状です。
2023年7月17日中國新聞報道によると、
『旧広島駅ビルの壁面を55年間にわたって飾った、彫刻家舟越保武(1912-2002)の作品「牧歌」が、2020(令和2)年の同ビル建替工事に伴い廃棄されていたことが分かった。
作品は、旧駅ビルを運営していた広島ステーションビル〔2010(平成22)年、中国SC開発に吸収合併〕が1965(昭和40)年の同ビル開業に合わせ、舟越に制作を依頼。
ブロンズ製で、高さ約1.5mの横笛を吹く少年、花を持つ少女と、数羽の小さなハトで構成。同ビル南口の玄関付近の壁面に取り付けられた。
中国SC開発とJR西日本中国統括本部によると、廃棄は2020年春ごろ。
作品は(2005年)当時、同ビルの専門店街「広島アッセ」の壁面に移設されていた(が改装工事で撤去され保管されていました)。

23.07.17.中國新聞20面
JR西日本が進める新駅ビル(2025年開業予定)の建設に伴う広島アッセ解体工事の際に廃棄された。
吸収合併前の広島ステーションビルが作成した旧駅ビルの財産リストに、作品の記載はなかった。中国SC開発の田尻寛総務部長は中国新聞の取材に対し「作品の存在と芸術的価値について認識できず、作品を失う事態を招いた。再発防止策を徹底したい」と説明する。
2006(平成18)年12月交流ウォークK会長、F先生、M先生とわたしで、駅ビル管理事務所に伺い、大切に保管しているので、ビル改装後適切な場所に設置すると聞いていたのです。
2023(令和5)年7月17日朝、中國新聞を見て、作品が廃棄されていることに驚き残念な気持ちでこの頁を更新しています。
2010(平成22)年駅ビル管理会社が他社に吸収合併されるときに、この作品の引き継がれなかったことが廃棄につながったのでしょうが、
2020(令和2)年まで保管されていた彫刻作品が廃棄処分が決定されたとき廃棄担当者が直接立ち会わなかった?ことにも因るように思えてなりません。
23.07.18更新   05.04.24裕編集

05.04.16.撮影
広島市南区松原町3 広島駅ビルのエスカレーターに乗る為の入口上部壁に設置

06.04.15.撮影

06.04.15.撮影

05.04.16.撮影
牧歌の作品プレートはこちらに付けられていました 舟越 保武作品

06.04.15.撮影
開業5周年記念:昭和45(1970)年12月1日のステーションビルガイドに掲載されている当初設置の『牧歌』
駅ビル管理事務所の許可を得て撮影・掲載しました。



「野外彫刻など」編



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