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南区宇品御幸の広島市郷土資料館に展示されている「八木用水関連資料」です。 |
広島市郷土資料館1階常設展示室に「八木用水」の展示コーナーがあります。
いわく、『江戸時代中期の土木技術水準の高さを示す八木用水、展示では、八木用水の流路の変化、当時の工事の様子や現在の状況などを紹介しています。』と展示内容の紹介があります。 |
八木用水を全線歩きそれらに関する頁を2010年11月に編集していました。12月になって、交流ウォーク宇品地区の下見、本番でここ広島市郷土資料館を見学したのです。その時、(以前は通り一遍にみていた展示でしたが)わたしが頁を編集していた「八木用水」、可部の「山繭織」、広島湾の「カキ養殖」などを特に注視して見学しました。 |
八木用水に興味をもたれたら、展示スペースはわずかでも見学(現在の入館料:大人100円/1名、こども50円/1名)されたらと思います(他にも広島の産業の事なども知ることができます)ので頁を編集しました。
また、その展示資料に物足りなさを思われたら、祇園まちづくりプランプロジェクト発行「八木用水ものがたり」、もう少しと思われたら広島市郷土資料館編集「八木用水:調査報告書第17集」を参考にされたらとお節介な言葉を添えさせていただきます(いずれも市(区)図書館で借りる事が出来ます)。 |
わたしは、八木用水コーナー展示の中で、『水盛台』に目が行ったのです。
それは、もう昔々になりましたが、狭い部屋では水準器(レベル)が使えませんので、水盛管(透明のビニールホースに水を入れて)で離れた処の水平(の高さ)を出していた事を思い出したからで、水は常に水平になるということの応用力が無くそれ以外にも学問で習ったことがあるはずの知識の応用力、『水平は「水盛」で、垂直は「下振」で、直角は「三・四・五」を利用して』という基本中の基本がわかっていなかった昔々の(わたしの)新入社員時代がよみがえったからかもしれません。 |
11.01.31裕・記編集 |
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10.12.04撮影 |
広島市南区宇品御幸2丁目6-20 広島市郷土資料館1階常設展示室 |
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10.12.04撮影 |
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(展示の)水盛台 |
10.12.04撮影 |
水盛台(みずもりだい)<再現製作> |
太い横材に掘られた溝に水を入れて(盛って)水平を見る道具です。溝の縁と水面が並行になるように設置し、二つの四角いイボ(見当て)を横から見通すと、離れた場所の水平な高さがわかります。この水盛台は、享保7(1722)年に出版された『規矩分等(きくぶんとう)集』に掲載の図を基に再現しました。
こうした道具を使って地面の高さを測ることを「水を盛る」又は「水盛(り)」といいます。
卯之助もこのような道具を使って用水の高低を測って用水路を計画し、施工したと考えられます。 |
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10.12.04撮影 |
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八木用水の工事の様子 |
『芸備孝義伝拾遺』 弘化元(1844)年より |
十歩一の取水口付近の工事の様子と思われます。
鋤簾や鍬で土砂をされえて、天秤棒とモッコで運んでいます。 |
写真提供:広島市立中央図書館 |
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くわ
鍬 |
農具の一。刃のついた平たい鉄の板に柄をつけたもの。田畑を掘り起こしたり、ならしたりする。
風呂鍬(ふろぐわ)と金鍬(かなぐわ)に大別される。 |
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じょれん
鋤簾 |
土砂・ごみなどをかき寄せる用具。長い柄の先に、竹で編んだ箕(み)、または歯をきざんだ鉄板を取り付けたもの。 |
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10.12.04撮影 |
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