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廿日市市大野筏津の大野図書館前に展示されている山根興哉作「大野文化祭記念モニュメント」です。 |
第50回文化祭記念 2001(平成13年) おおの文化協会 山根興哉(やまねこうさい)作 |
※大野町は、2005(平成17)年11月3日廿日市市に編入されて消滅しました。 |
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宮島焼の作家・山根興哉作のモニュメントでした。
神砂焼(しんしゃやき)、お砂焼(おすなやき)、厳島焼(いつくしまやき)とも云われる宮島焼は、その名の通り「お砂」を入れて焼き上げられるそうです。
昔、安芸国の人が旅に出る時には厳島神社を参拝し、本殿床下の砂をお守りとして拝受して(お砂守りとして)旅立ち、そして無事に戻ると、旅先から持ち帰った砂と共に返し、お礼参りをしました。これをお砂もどし(お砂返し)というそうです。その砂は捨てられるだけなので、何か形にして残せないものかと考えられ、この砂を焼物に入れて焼き上げる「お砂焼」が生まれたそうです。 |
報国神社でみた石碑や慰霊碑などの資料が大野町誌に記述があるかもしれないと、ここ旧・大野町中央図書館に立ち寄ってみたのです。その玄関前に設置されていたのがこの小さなモニュメントでした。 |
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