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廿日市市大野中山にお祀りされている「疣観音様」です。 |
伝承では『弘法大師(空海:774-835) が全国行脚の途中でこの辺りに立寄り休まれた。
この地は3つの川の合流点であり、清水の湧き出る処でした。
弘法大師が休んでおられた時、疣のたくさんできている人が通られたので「難儀なことじゃろう」と疣を落としてあげた。そのようなことで、その頃から大きな石を観音様としてこの観音様にお参りし、お香の灰を疣(いぼ)に付けてお願いすると、疣が取れると云われ祀られていたそうです。
1945(昭和20)年9月水害で観音様はお堂ごと流されてしまい、のちに観音像とお堂が再建され、2007(平成19)年お堂が改修されたようです。 |
はったい粉がお供えしてあったので、疣とかかわりがあるのかなと(わたしは)思ったのですが、西尾会長に「弘法大師は、はったい粉がお好きだったそうで、お供えされる方が多い」と教えていただきました。 |
10.01.11裕・記編集 |
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09.10.19撮影 |
広島県廿日市市大野中山 |
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09.10.19撮影 |
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はったい |
麦米、特に大麦の新穀を煎(い)ってひいた粉。また、落雁(らくがん)などの和菓子の原料として用いられる。麦こがし。香煎(こうせん)。[季語]夏。
砂糖を混ぜて粉のまま食べても良いが、喉につまりやすいので、多くは湯で粘土状に練って、練り菓子として食べる。 |
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09.10.19撮影 |
今川貞世歌碑と疣観音堂 |
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