(三次市の)キリシタン燈籠

  三次市三次町の尾関山公園に展示されている「キリシタン燈籠」です。
(三次)市重文 キリシタン灯ろう  昭和44(1969)年8月21日指定    三次市教育委員会
キリスト教は、1546(天文15)年フランシスコ・ザビエル(1506-1552)が日本にはじめて教えを伝えてから、急激に全国に広まりました。
1587(天正15)年豊臣秀吉(1536-1598)がキリシタン追放令を発してからキリスト教徒に対する弾圧が加わり、光禅とキリストを礼拝することは困難な事情となり、信徒たちは巧みに十字架等を隠した礼拝物を創造するようになりました。
このような状況のもとでキリシタン燈籠は作られました。このキリシタン燈籠の石材は赤御影石で、高さ78cm、幅24cm、厚さ20cmで竿石と笠石だけを残しています。文様の形式は古く、尊像は七等身で面取りがあり、さらに基壇を持たず、竿石の横木の部分のふくらみから判断して元和頃(17世紀初め)の作であると推定されます。
交流ウォーク探検隊となった今回、近くにキリシタン燈籠があり以前見たことがあると片岡会長が云われ案内していただいたのです。いろいろな石燈籠での中では、織部形石燈籠といわれるこの形の燈籠だけはみれば判るわたしです。火袋、中台、宝珠は失われていましたがその姿はまさしく織部形石燈籠でした。
三次市教育委員会の解説板で赤御影石が使われることを知りましたが、これは珍しいなと思いました。
 08.07.29裕・記編集

08.07.03.撮影
三次市三次町尾関山公園

08.07.03.撮影



「石燈籠など」編


「三次市」編



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