みらさかへいわびじゅつかん
三良坂平和美術館
  三次市三良坂町三良坂に建てられている「三良坂平和美術館」です。
三良坂平和美術館開設にあたって=三良坂平和美術館落成式で故・吉岡雅樹(当時三良坂町)町長の式辞から
  (広島県)県北の地は戦前・戦後を通して、多くの画家、美術家を輩出しています。
それは敗戦という挫折の中において大きな光明として、文化・感性の問題だけでなく、県北の創作文化の活動として農村の改革、地方の発揚、草分け的な戦後民主主義の萌芽の基礎でありました。いまだ民主主義が一人ひとりの確立からして弱く、今日新たに迎えている地方と農村の課題の克服のため、県北の文化と創造の活動を新たな眼でとらえ、私どもの糧にしなければなりません。
常設展示室には三良坂町出身の柿手春三先生の諸作品を展示しています。先生の初期から晩年まで創作された貴重な財産で、ご寄贈に感謝し大切に保存し、次世代に継承していきたいと思います。企画展示室には、優れた内外の作品を展示することに努めながら、地方人、町の人たちの毎日の営みの中に創れないではおれない心情、感性を大事にし、お互いの力にし合える場として、活用を図っていきたいと願っております。また、県北の画家、美術家の方々をあらためて掘り起こし、21世紀における地方の人々のための拠点でありたいと切に願います。
三良坂平和美術館は、三良坂町の「平和・人権・文化」を基調とした町づくりの基本にそったものです。三良坂も「被爆ひろしま」の大きな影響を受けています。平和を願わない人はいません。しかし、現実には、非核・平和の実現がいかに困難であるかも内外情勢が教えてくれます。「真の平和」は人間の良心に通じるもので「感性と日々の行動の結合」のもとでの営みに努めなければなりません。この原点に資する美術館としての役割を不断に火を消すことなく続けていきたいと思います。                                       1991(平成3)年6月30日
2004(平成16)年4月1日に三次市と甲奴郡甲奴町、双三郡6町村(吉舎町・三良坂町・三和町、君田村・作木村・布野村)が合併して改めて三次市が設置されたことに伴い双三郡三良坂町は三次市三良坂町になりました。
入館料 大人150円  (※特別展の時は別途費用が設定されます。わたしが行った時「絵画と書:究める4人展」をやっており300円でした)
休館日 毎週月曜日、年末年始(12/29〜1/3)、月曜日が祝日の時は開館
開館時間 午前9時〜午後5時
わたしは平和美術館の名前だけは聞いていましたが、はじめてでした。交流ウォーク(三次市出身の)増田義法先生に連れて行ってもらったのです。三良坂平和公園に着いたとき人影もなく(臨時の)休館かなと思うほど静かな環境の中に設置された美術館でした。経営効率を求める現代の政治手法を思うとき美術館の経営は難しいものであろうとも思いましたが、この静かで落ち着いた環境こそ平和を考えることができる拠点たりえるものかもしれない、そのような心のゆとりを持たなくてはと(落ち着きがないと常々云われる)わたしは思いました。
09.04.17更新    09.04.14裕・記編集

’09.04.07.撮影
広島県三次市三良坂町三良坂2825

09.04.07.撮影
三良坂平和美術館 「定礎」平成3(1991)年5月

09.04.07.撮影
美術館玄関

09.04.07.撮影

09.04.07.撮影
(美術館玄関ホールからみた)庭園

’09.04.07.撮影

’09.04.07.撮影
(外壁の壁画)「翔べ永遠に 柿手春三常設展示館 沖田利紀作:柿手春三像 丸木位里作:湖に沈む古城 花木英明作:SINCE8.6. 45



「資料館など」編



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三良坂平和公園(概説)


「三次市」編





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