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安芸郡府中町山田の山田稲生神社参道に建立されている「大乗妙典六部日本廻國供養塔」です。 |
天下泰平 奉納 大乗妙典六部日本廻國供養塔 國土安穏 |
府中町役場の資料に『境内には、文化年間(1804〜1818年)流行病を鎮めるために建てられた石碑が残る。
この石碑は耳護観音堂(みみごさん)といい、時折りお参りする人の姿が見られる。』とありました。
この碑に近づきみると意味はわかりませんでしたが、刻まれた文字は難渋しましたが読め「大乗妙典六部日本廻國供養塔」のようでした。 |
「大乗妙典六部日本廻國供養塔」のことを調べると、『法華経を書写し、日本全国六十六ヵ所の社寺を巡り法華経を納めることを目的とした巡礼僧のことを六十六部(略して六部)と云い、起源については詳らかではありませんが江戸時代には一般の人でもこの巡礼に出たそうです。
其の巡礼を達成したことを記念して建てられたのが「大乗妙典六部日本廻國供養塔」である』ようで、全国各地に建立されているようです。
この碑をよく見たのですが、年代も刻まれているようで成就という文字も刻まれているようでしたが、わたしにははっきりと読めませんでしたが、建立の意味から、江戸時代建立の供養塔だという推定はできるのではと思いました。 |
09.07.07裕・記編集 |