広島拘置所・外壁画

  中区上八丁堀の広島拘置所外側の塀に描かれている入野忠芳作の「外壁画」を取り上げています。
広島拘置所を囲む無味乾燥な高い塀(メイン道路に面した2面)をキャンバス(長さ190m×高さ2m)に、広島城築城四百年を記念して広島市が企画し、1989(平成元)年に広島出身の画家・入野忠芳さんが描いたものです。
1808(文化5)年に描かれた『江山一覧図』本川沿いの風景を記録した絵巻物を下敷きに、当事の活気のある町の様子を再現し巨大な鯉なども配した広島城築城四百年記念に相応しい外壁画となっています。
広島拘置所(ひろしまこうちしょ)
法務省の行政機関(法務省矯正局広島矯正管区所属)。
1950(昭和25)年(広島市)吉島町の広島刑務所の一画から現在地に移り、広島刑務所の支所として発足しました。1951(昭和26)年4月本所にに昇格して拘置所となりました。
未決拘禁者(被疑者、刑事被告人)、死刑確定者を収容し、拘置所内の経理作業等を刑務作業とする懲役受刑者及び刑が確定した移送待ち受刑者も収容されているそうです。
当時東区牛田に住んでいたわたしは、この前をバスで自転車で通っていたので、移動式の足場で入野忠芳さん(他アシスタントの人たち)が壁画を描いていた姿をいまでも憶えています。10数年もたった2006年交流ウォーク時撮影したのです。
2011年12月広島護国神社を参拝した後近くをぶらり散歩したのです、広島城・内堀の外北東角に来た時みると(大木ではないのですが)黄葉したイチョウの並木道が素晴らしくこの頁に編集しようと思い撮影しました。
広島拘置所をウィキペディアで調べると沿革がありませんでしたので資料で調べこの頁に追記し、黄葉のイチョウ並木は別頁で編集することにしました。
入野忠芳(いりのただよし:1939−2013)
広島市出身、被爆者。武蔵野美術学校卒。5歳の時路面電車と接触し左手を切断。
1994(平成6)年アジア大会記念芸術大賞展 大賞受賞 :「風成」。2000(平成12)年広島工業大学環境デザイン学科特任教授。2006(平成18)年広島文化賞受賞。

1989(平成元)年広島城築城400年を記念した広島拘置所壁画(縦2m、全長≒190m)を制作。2009(平成21)年から修復に着手、2013年春完了。2013年10月24日胆管がんのため死去。
2013年新聞報道で、亡くなったことを知りました。
先生が健在で、この外壁画の修復作業に携わっておられた処を撮影していたな〜と思いましたがその時は探せなかったのですが、2015年になりましたが、画像を整理している時に見つけましたので、いまになりましたが、入野先生のご冥福をお祈りするとともに、画像を掲載しこの頁を更新しました。
15.04.06.更新    06.04.23裕・記編集

06.02.18撮影
広島市中区上八丁堀2-6 広島拘置所

06.02.18撮影
北〜南・面

06.02.18撮影

06.03.18撮影

06.02.18撮影

06.03.18撮影

06.02.18撮影

06.03.18撮影
西〜東・面

11.12.10撮影
南〜北・面 秋の終わりは黄葉イチョウの並木道になるようです

12.04.13.撮影
(先生御健在の時)外壁画補修中の時撮影していました



「野外彫刻など」編


「建物」編



広島ぶらり散歩へ
入野忠芳作:広島拘置所・外壁画
(広島拘置所附近)イチョウの並木道





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