ふくさめ じんじゃ
(廿日市の) 福佐売神社
  廿日市市可愛に鎮座している「福佐賣神社」です。
福佐賣神社 縁起     昭和59年6月吉日奉献廿日市ライオンズクラブ
「三代実録」の貞観14(872)年12月26日の条に「節婦安芸国佐伯郡榎本連福佐売敍位二階免戸内租、表於門閭」とあります。即ちこの土地の人、榎本蓮福佐売を賞して位階を与え、戸内の租を免除し、その貞節を村のかどに表彰したとの記録があります。この善行は里から安芸の国司へそして中央へと伝達されそれにより朝廷から賞されその記録を中央の正史に留めたのでありますから、正に佐伯郡稀有のことと言わなければなりません。従ってこの栄誉を後世に伝えるべく恐らく、その旧地に建立されたのがこの福佐売神社の縁起であります。
中世の世人はこの縁起を忘れ、俗称、福島明神として祭祀してまいりましたが、江戸文政年間広島藩主十世の弟・浅野長懋公の下問によりこの縁起の次第を下平良村民も改めて認識するところとなり、再び福佐売神社として、今日に到っているのであります。王朝華やかであった貞観の昔から今日まで実に千百余年の歳月が流れておりますが、ここに福佐売神社の功徳を称えその祭光が永遠にこの地の人々に伝えられることを切に願うものであります。
縁起板を読んでみると872年と1100年以上も前のことが記述してあります、三代実録からわたしはわからなかったのです、神社の縁起は云ったが勝ちといえるものもあると思ったりすることもありますが・・・云い伝えを掘り起こされてきているこの福佐売神社、御祭神は安心されたかなと不遜なことを思ったりしました。
08.05.26裕・記編集

07.09.15撮影

07.09.15撮影
広島県廿日市市可愛(かあい)2-20

07.09.15撮影
社殿

07.09.15撮影
拝殿から本殿をみました

07.09.15撮影
(さんだいじつろく)
三代実録:
六国史の第六番目。五〇巻。藤原時平・大蔵善行らが宇多天皇の勅をうけて撰修、901年完成。
清和・陽成・光孝三代、858(天安2)年から887(仁和3)年までの30年間を編年体で記述する。日本三代実録。
(むらじ)
連:
古代の姓(かばね)の一。大和政権を構成する豪族のうち、伴造(とものみやつこ)系の有力氏族に与えられた姓。大伴連・中臣連・物部連・忌部連など。
684年の八色(やくさ)の姓で第七位。連姓から第二、三位の朝臣(あそみ)・宿禰(すくね)を賜姓されたものも多い。



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