松笠観音寺 林為龍筆の扁額
  東区戸坂山根の松笠観音寺に保存されている「林為龍筆の扁額」です。
*扁額は拝見しましたが、撮影は檀家の方々に相談なしには許可できないという事でこの頁には拓本だけです。
この「松笠山」(扁額ではうかんむりに八に呆という字は松の異体字だそうです)山号額は芸藩・国家老上田家に仕えた林為龍(じりゅう:?-1778)の揮毫になり、1728(享保13)年9月寄進されたものだそうです。
林為龍は大谷貞雄、吉川禎蔵とともに「芸藩の三筆」とたたえられた人物です。
松笠山とは、松ぼっくりの山という意味で、山号額から松の巨木が林立した往時が偲ばれと云われています。
扁額裏面には『享保十三歳在戊申九月■且寄進之 藝陽■ 杉村昌直』と墨書があります。
ここで使われている「うかんむりに八に呆という字」はわたしが使っている三省堂版:新漢和中辞典に掲載がありませんでした。
「芸藩の三筆」林為龍を調べていた時、このお寺に林為龍揮毫の扁額「松笠山」が残されていることを知ったのです。
拝見したいと訪ねたのです。伺った時、鍼灸の先生でもある新中先生はお仕事中でしたので、本堂で待たせていただいたました。お仕事がひと段落して、改めて扁額を拝見させていただき、できることなら撮影させていただきたいとお話しました。扁額を見せることはできるが、撮影は檀家の方々に相談してからでないと許可はできないと話されましたので、扁額を拝見させていただくことだけをお願いしました。
しばらく出していなかったという、扁額に顔を近づけたり少し離したりしながら、じっくり拝見させていただきました。
林為龍の書に対する感想などできるはずもないわたしですが、扁額にキクイムシが付いているようで小さな穴と木の粉をみましたので先生に話しました、専門家に相談しようと云われていました。
 09.08.11裕・記編集
   関連頁:(国泰寺)林為龍筆の石標   (広田神社)林為龍筆の奉納額 

09.06.11撮影
広島市東区戸坂山根1-25-61 松笠観音寺
玄関に掲げられている、林為龍の揮毫の扁額『松笠山』の拓本

09.06.11撮影
参拝記念のタオルを作っているからといただきました(帰宅後広げ撮影しました)



「その他」編



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  林為龍書の扁額「松笠山」 





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