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安佐南区祇園の勝福寺にある「なまず名水」です。
※現在名水と云われるなまず名水は湧き出ていないようでした。 |
通称白水観音の創建の年代は詳ではないそうです。
昔、山麓に小さな池があって、その名の如く白く濁った水が湧きでていました。いつの頃からかこの水が顔面にできるでんぷう(俗称なまず)という皮膚病に非常によく効くと伝えられ、多くの人がこの水を持ち帰って治療をしていました治癒した人は仏の加護に感謝し堂を建て「白水(しらみず)観音」と呼んでいました。
しかし、人が池に入ってしまったため、白い水は出なくなったと伝えられています。 |
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尋常性白斑は、生まれつきではなく後天的に皮膚の色が様々な大きさで、部分的に抜けて白くなる病気で、俗に「しろなまず」と呼ばれています。白斑(色が白くぬけたところ)は、顔、頭部、口の中などの粘膜も含めて全身のどこにでも生じます。子供からお年寄りまでどの年令の方にでも起こるそうです。原因はンパ球の異常によってメラノサイトが攻撃されるために色素が抜けてしまうためではないかと考えられているそうです。 |
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(でんぷう)
癜風: |
表皮に発症する真菌感染症です。
でんぷうは、細かい鱗屑(りんせつ)が付着する淡褐色斑(黒色癜風、黒なまず)、あるいは脱色素斑(白色癜風、白なまず)ができることです。 |
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わたしは、皮膚病になったこともありますが、この「なまず名水」で「しろなまず」なる言葉ははじめて知りました。
帰宅後国語辞典を引きましたが白なまずなる言葉はありませんでしたので、説明にある俗称という事が判りました。 |
09.06.03裕・編集 |