|
現在は、安佐南区八木の八木小学校校内に展示されている「(八木の)キツネ岩」です。 |
キツネ岩と呼ばれるこの岩は、ここから約250m南の城山の北の水田の中にうずまっていたもので、地表には、わずかに60cmしかのぞいていなかったのです。
この岩は、昭和49(1974)年5月中八木土地区画整理組合の手によって移されたものです。
昔の太田川の流れは、細野より現在の八木小学校の西北を通り、城山につきあたり大きく曲がって、比原に出ていたと考えられています。その城山につきあたる川の真ん中に、わずかに水面に見え隠れしていたのが、この岩です。
(太田)川を上り下りする船頭にとってはあまりの難所であったので誰いうことなく、この岩をキツネ岩と呼びました。 高さ2.8m、周囲6.8m、重量約10t です。 |
|
|
安佐南区区政振興課発行「あさみなみ散策マップ:八木ルート」を参考にこの地区を散策したのです。
マップにキツネ岩の記述がありましたので立ち寄りました。
職員室で見学の許可を頂いて、キツネと云われるのはどうしてかなと思いながら見に行きました。
(その岩の姿がキツネ似なのか、それとも岩の姿ではなく川を上り下りする未熟な船頭がこの岩近くで度々遭難することからキツネが人々をばかすという云い伝えになぞらえられ、キツネにしては迷惑な伝承から名付けられたものなのだろうかなどなどと)パンフレットでみた姿ではありましたがどうみてもキツネ似の岩ではないな〜とこの時は思いました。この岩は、蛇行していた昔の太田川から、今の改修が行われた太田川の歴史を物語っている岩であることがわかる(ように残された)岩ではありました。 |
12.01.26更新 10.04.26裕・記編集 |