旧・亀山発電所(太田川漁業協同組合)

  安佐北区可部町今井田に建てられている「旧・亀山発電所」です。
※現在、太田川漁業協同組合が所有し、事務所として使用しています。
広島の電気事業は、1893(明治26)年5月広島電燈株式会社が電気営業の許可を得て、初めて事業に着手した事で、1894(明治27)年10月広島市内に電燈がともりました。
亀山発電所は、電力需要の増大にともない太田川水力電気起工のため広島太田川電力株式会社を創設し、太田川河水使用の許可を取り、1910(明治43)年10月工事が着手され、1912(明治45)年6月23日竣工、7月8日から送電を開始しました。
工事概要は、上流流域68平方里、利用水量1000立方尺、有効落差44尺8寸、水路延長1554間5分、水車軸における馬力数3120馬力、発電容量2,100キロワット、特別高電圧線路延長6287間でした。
この発電所の完成によって「従来使用の火力機関は総て運転を停止して予備に充て、全部水力送電に改めたり」というほどの規模だったそうです。
竣工当時、赤練瓦造りの近代的な発電所でしたが、太田川の水不足、設備などの老朽化による発電能力低下、生産コストの増大などとなり、1972(昭和47)年の大水害を契機に、1973(昭和48)年3月に廃止されました。
※資料は、広島県の「ひろしま文化大百科」を参照しました。
太田川漁業協同組合:設立年月日1969(昭和44)年1月7日、 出資金156,644,000円
               組合員数・正組合員995人、准組合員109人          
(平成21年12月31日現在)
軍都・廣島関連の年表を編集している時、日清戦争宣戦布告時(明治27年8月1日)には市内には電燈がともっていなかった事を知りました。軍都として電燈の整備が急がれていたのだろうと思ったものでした。
亀山発電所の名前は知っていましたが、交流ウォーク増田先生と福王寺に行きその帰り安佐北大橋にいく途中に立寄り撮影しましたのでこの頁を編集しました。現在は太田川漁業協同組合の建物になっています。
11.02.02裕・記編集

10.10.22撮影
広島市安佐北区可部町今井田418-81

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現在は、太田川漁業協同組合となっています

10.10.22撮影

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(発電所当時は)英国・ウェスチングハウス社製の発電機が3基据え付けられていたそうです。

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「建物」編



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「旧(安佐郡)可部町」編





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