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現在は、安佐北区可部に明神公園に設置展示されている「鉄燈籠」です。 |
広島市指定重要有形文化財 鉄燈籠 指定:昭和48(1973)年5月30日 広島市安佐北区可部二丁目550-8 |
この鉄燈籠は、高さ313cm、基礎周囲565cmを測るもので、その大きさもさることながら、全体の調和がとれ、細部の技巧も優れています。
鋳鉄銘から本鉄燈籠は文化5(1808)年可部町の鋳物師三宅惣左衛門により鋳造されたもので、可部町鋳物業の歴史を現在に伝える最古の遺品であるとともに、数少ない惣左衛門の作品のひとつです。
江戸時代の可部町は、出雲・石見両街道の分岐点にあたり、かつ、太田川にも面した交通の要衝でした。このような状況を背景に、可部町を中心としたこの地域の鋳造業は、江戸時代の後半には藩内最高の生産量をほこり、その中でも三宅家は中核的役割をになっていました。 |
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また、当時この場所は、『船入堀」と呼ばれる川船の発着場で、鉄燈籠には毎晩灯がともされ、地元の人々からは「船神さん」として崇拝されており、現在では金比羅大権現鉄燈籠の名で親しまれています。 |
広島市教育委員会 |
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可部の鋳物生産は、山県郡や石見地方で産出された砂鉄や附近の木炭を使って江戸時代からはじまったといわれています。はじめは鍋や釜、農具などの日用品が中心だったそうです。
この鉄燈籠は有名で、可部に行ったときにはみなくてはならないと思っていましたので、(JR可部駅から近いことから)交流ウォーク探検隊がはじまる前にみにいったのです。 |
2010年この頁を編集しましたが、説明板を読んで1808(文化5)年に造られた鉄燈籠かと思っただけでした。
今(2013)年訪ねた時は、近くでみました、竿部分に「文化三歳戊辰十月」「鋳物師三宅惣左衛門■」と鋳込まれていましたので撮影しましたので、この頁に加え更新しました。 |
13.04.25更新 10.07.23.裕・記編集 |