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平成20(2008)年度国土交通省主催の手づくり郷土賞を「可部駅西口広場の整備をきっかけとしたまちづくり」ということで受章しています。授賞理由が公開されていましたので引用してみます。
『JR可部駅は、広島市北部に位置し、平成15(2003)年に可部駅以北が廃線となったため、鉄道とバス等の交通結節機能を強化するために、国道54
号に面する可部駅西口広場の整備が始まりました。このような中、地域住民にまちづくりの機運が高まっていき、可部旧街道周辺地区において、安全で住みよく、ゆとりと潤いのある魅力的な地域をめざして「可部夢街道まちづくりの会」が結成されました。
広場の整備においては、広場を地域の顔となるような施設にしたいという想いから、「可部夢街道まちづくりの会」が中心となり、計画段階から地域住民と行政の間で話し合いが重ねられ、計画に地域住民のアイデアが取り入れられていきました。完成した広場は、可部の地域資源である「水」や「鋳物」、「町屋」を活かしたデザインとなっており、市民交流のツールとして、コミュニティウォールが設置され、地域の情報が発信されているほか、設計から資金集めまで地元が主体となって進められたモニュメントが設置され、完成後も地域住民や企業が維持・管理に積極的に参画し、イベントなどにも活用されています。また、可部駅西口広場の整備をきっかけとして広がった地域活動の輪は、「花の散歩道の整備」、「可部まちめぐりの開催」、「旧街道の町並み保存勉強会の開催」など、様々な活動へと波及していき、地域の魅力を創出しています。』ということだそうです。
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*手づくり郷土(ふるさと)賞 |
全国各地において、地域固有の自然や歴史、伝統、文化や地場産業等を貴重な資源として再認識し積極的に利活用した、魅力ある地域づくりの成功例が多く見受けられ、このような良質な社会資本及びそれと関わりを持つ優れた地域活動を一体の成果として発掘・評価し、「手づくり郷土賞」として表彰することにより、好事例を広く全国紹介し、個性的で魅力ある郷土づくりに向けた取組が進むことを目指しているそうです。
「手づくり郷土賞」は昭和61(1986)年度創設、平成22(2010)年度で25回目の開催となる国土交通大臣表彰だそうです。
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2003年みたことがある現在の西広場がガラっと変わっていました。2007年11月ハードの整備、それを生かしたソフトが考えられ実行されているようですが、これからそれらの継続へというハードルが待ち構えているように思いました。
広場にはモニュメントが設置され、津田式手押しポンプが復活していましたので、別頁で編集しました。 |
10.08.03.裕・記編集 |