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2007(平成19)年12月2日JR可部駅西口広場完成式で、「五右衛門風呂」と「大羽釜」*のモニュメントが設置されました。これは「可部駅西口モニュメント建設委員会」が要望し、大和重工(株)が製作・寄贈したものです。
可部の山々や旧街道の町並みをイメージした作りのバス乗降場があり、隣接する広場に、可部の歴史を語る上で欠かせない産業「鋳物づくり」の象徴としてこれらモニュメントは設置されたそうです。
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はがま
羽釜 |
かまどにかけるのに適するように、胴の周りにつばをつけた、炊飯用の釜。 |
まわし型 |
鋳造用の砂型を作製する方法の一つ。下型を作製した後で模型に相当する部分を
砂で作り、その上に上型を作製し最後に内部の砂を取り除く。砂で模型部分を
作製する際スキジ(≒ヘラ)の様な道具で軸を中心に回転させながら形状を整える。 |
ごえもん ぶろ
五右衛門風呂 |
〔釜ゆでの刑に処せられたという石川五右衛門の名にちなむ〕
かまどを築き、鉄の釜をのせ、木の桶をすえた風呂。桶の底は浮かせて蓋とし、人が入るときには踏み沈めて底とする。 |
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この大羽釜は、外径2.9m、口径2.43m、高さ2.1m、7697l、2786kg。大和重工(株)が、創立70周年を迎えた1990(平成2)年に、昔の技術を受継ぐ数少なくなった鋳物師が健在なうちに記念になる製品を造り、その技術を後世に残したいと、昔ながらのまわし型という技法で型をつくり、製造したものだそうです。 |
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2007年整備された可部駅西広場にモニュメントが設置されています。
わたしは、子どもの頃羽釜はみたことがありますが(釜めしはいまだこの羽釜を使っていますよね)、わが家には竃がありませんでしたのでなんでご飯を炊いていたのだろうかと考えてしまいました。ガスで炊いていた、か、ガス炊飯器を使っていたのかもしれないな〜と思いながらこの頁を編集しています。
また、おじいさんが健在な時に、まだ五衛門風呂だったので、五衛門風呂は知っていましたが、逆さまに展示してありましたのですぐには分かりませんでした。 |
10.08.04.裕・記編集 |