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安佐北区可部のJR可部駅西口広場に設置されている手押しポンプです。 |
わたしが子どもの頃はよく見かけていた手押しポンプなのですが、上水道が整備された現在ではほとんど姿を消した井戸水を汲み上げる手押しポンプ。市内でその残り香を探し訪ねているのです。 |
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この広場のモニュメント由来板のこの津田式手押しポンプ部分には次のように記述がありました。
『大正時代に広島市内で考案された津田式ポンプで汲み上げられた地下水は、街道沿いの町家の切り妻屋根を模した流水塔から流出て直径10mの池に流れ込み様々な表情を見せる・・・』 |
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津田式の手押しポンプがもともとは青い色をしていたことは牛田で見ていましたが、そのポンプは現役ではありませんでした。津田式の手押しポンプでもともとの色で、現役であるものを(復刻されたものとはいえ)みて、(わたしは)嬉しくなり、しみじみみました。
なお、手押しポンプはモニュメントの一部で、池を模した床になっており両側にまだまだ小さい樫の木が植栽されています。樫の葉は山まゆを作るヤママユガの幼虫・天蚕の餌ということだそうです。 |
10.08.12.裕・記編集 |