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安佐北区可部に鎮座している「高畑祇園神社」です。 |
広島県神社誌に記述がないようでしたので、祭神、由緒は(今のわたしには)分かりませんが、祇園神社の名前から祭神は素戔嗚尊ではないかなと思っているのです。
鳥居に明治21(1888)年7月と刻まれていますので、そのころの創建なのではと思ったりしましたが。 |
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祇園信仰は、牛頭天王、素戔嗚尊に対する神仏習合の信仰でしたが、明治の神仏分離以降は、素戔嗚尊を祭神とする神道の信仰となっているそうです。
一般的には京都の八坂神社を総本社としています。
牛頭天王(ごずてんのう)は、元々仏教的な陰陽道の神で、一般的には祇園精舎の守護神とされ、日本では神道の神である素戔嗚(すさのお)と習合しました。これは、牛頭天王も素戔嗚尊も行疫神(ぎょうやくじん:疫病をはやらせる神)とされていたためです。本地仏は薬師如来とされています。
明治の神仏分離令で、神社での仏式の行事が禁止され、祭神の名や社名に「牛頭天王」「祇園」のような仏教語を使用することが禁止されたことから、祇園社、牛頭天王社は素戔嗚尊を祀る神社となり、社名を改称したそうです。
総本社である京都の祇園社は、鎮座地の地名から八坂神社とされました。 |
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可部招魂社をお参りした後、JR可部駅に行くため根の谷川に架かる高松橋を渡ったところに鎮座していました。 |
鳥居に明治廿一(1888)年七月下旬と刻まれていましたので、明治の神仏分離で(地名かなと思うのですが)高畑神社と呼称されていたのを、戦後元の祇園社の名前を復活して高畑祇園神社と改称されたのではないかと(わたしは)思っているのですが。 |
10.10.08.裕・記編集 |