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安佐北区亀山の真福寺本堂前の梁に吊るされている半鐘です。
※その半鐘には「原爆記念八時鐘」と鋳込まれていましたので、この頁で取り上げました。 |
原爆記念八時鐘 梵音無礙遍十方
驚覺衆生長眠夢 實現寂光平和郷 |
(ぼんおん)
梵音: |
1)梵天の王の声。五種清浄の音を発するという。また、仏の音声。
2)四箇(しか)の法要のとき、散華(さんげ)ののちに唱える偈頌(げじゅ)。
3)読経の声。また、読経。 4)仏教の音楽。特に、声楽。 5)梵語の発音。また、梵語。 |
(むげ)
無礙(無碍) |
[名・形動]妨げのないこと。何ものにもとらわれないこと。また、そのさま。 |
じっぽう
十方 |
1)東・西・南・北の四方、北東・南東・南西・北西の四隅と上・下の方角。
2)あらゆる方面。すべての所。 |
しゅじょう
衆生 |
仏語。生命のあるものすべて。特に、人間をいう。有情(うじょう)。 |
じゃっこう
寂光 |
1)安らかで、静かな光。真理の寂静とその智慧の働きとしての光照。理・智の二徳を表す。
2)「寂光土(≒永遠で絶対の浄土のこと)」の略。 |
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「広島新四国八十八ヶ所霊場」22番真福寺のスタンプを頂こうと本堂に上がろうとした時にみた半鐘でした。天女でも鋳込まれているかもしれないと近づき拝見しました。
この鐘に鋳込まれた言葉(上記)をみた時、原爆の惨禍を乗り越え平和の世の中を願って(戦後、1972(昭和47)年このお寺が創建された時に)鋳造された鐘(半鐘)だったのではと思いました。
小さな鐘(半鐘)でしたが、大きな願い(祈り)が鋳込まれた鐘と(わたしは)思いましたので、広島ぶらり散歩「平和祈念碑など」編の頁に加わって頂かなければと撮影しました。 |
10.12.31裕・記編集 |