|
安佐北区可部町大字上原に安置されている「舟ヶ谷観音」です。
※一は、藤ノ棚大神です。二は、稲荷社です。四は、磨崖仏大石。(別頁で編集しています) |
当所所在の神仏について |
三、舟ヶ谷観音(正面に対し右側の石仏) |
別名を「やっとご免の観音」といいます。
現在地より約40m下の段地に(可部上原)稲荷社と向かい合う大石の下、洞窟の中に鎮座していました。
|
|
|
|
石仏は、六臂の如意輪観音で思惟型といいます。如意輪観音は、如意宝珠をもち、衆生に財宝を與え、法輪を転じて衆生の迷いを破る(転法輪)菩薩として霊験あらかたです。
前位置の上側に横道があり、人々は観音の頭上の道を通るとき「ええっとご免」と大声で許しを受けて通ったところから、やっとご免の観音の名が出たと伝えられています。 |
にょいりん
かんのん
如意輪観音 |
六観音・七観音の一。法輪をもって一切の願望を満たし、苦しみを救う。
形像は頭頂に宝荘厳があり、多くは六臂(ろっぴ)で、如意宝珠と宝輪などを持つ。 |
ひ
臂 |
[訓]ひじ
肩から手首までの部分。腕。 |
しゆい
思惟 |
1) 仏語。対象を心に浮かべてよく考えること。また、浄土の荘厳を明らかに見ること。
2) 「しい(思惟)」に同じ。 |
|
可部公民館発行「可部の散策2」に紹介がありましたので、立ち寄ってみました。
説明板(建立者:土井達郎、記述者:下野岩太)が設置されていましたので、この場所に建立された経緯がわかりました。 |
10.03.30.裕・記編集 |
|