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東広島市西条町下三永に造られている「三永水源地堰堤」です。
※戦前、軍港・呉の水資源確保のために造られたダムです。 |
登録有形文化財* 文化庁 |
第34-0021号 この建造物は貴重な国民的財産です。 |
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1950(昭和25)年政令第276号によって、同年8月29日に施行された「文化財保護法」が、1996(平成8)年に改正され創設された文化財登録制度に基づき、文化財登録原簿に登録された有形文化財の事です。
登録対象は当初は建造物に限られていましたが、2004(平成16)年文化財保護法改正により建造物以外(美術工芸品)も有形文化財登録対象となりました。登録物件は近代(明治以降)に建造・製作されたものが主ですが、江戸時代のものも登録対象になっているそうです。 |
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コンクリート造堰堤:1938(昭和13)年〜1943(昭和18)年建設、堤長:145m、幅:3.5m、堤高:14m |
三永水源地は、東広島市西条町の下三永地区に位置し、黒瀬川の支流・下三永川に築造された貯水池です。
(軍港都市「呉」の発展による)水需要増に対応するため、西条町の三永川に建設された重力式コンクリート造の水道用ダムです。主堤部中央は緩やかに湾曲しています。貯水量は264万トンで、貯水池周辺は公園化し藤の名所になっています。
※堰堤資料は、広島県教育委員会の資料を参考にしました。 |
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東広島市に位置しながら呉市水道局が管理しているということは、知っていましたが、この堰堤(ダム)が戦時中といえる1943(昭和18)年に完成した事、この構築物が登録有形文化財として1999(平成11)7月8日に登録されたことを(わたしは)今回はじめて知りました。 |
10.04.09裕・記編集 |