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東広島市河内町入野に創建されている「篁山普陀落院(たかむらざんふだらくいん)竹林寺」です。
※広島新四国88ヶ所霊場第40番霊場です。 |
竹林寺は、真言宗御室派のお寺で、本尊は千手観音菩薩です。
縁起は、730(天平2)年行基菩薩(668-749)の開創と伝えられています。行基菩薩全国修行の砌り大井浦から当山をみると不思議な瑞相なると登山され、頂上に桜の大樹があり、千本の枝より千の光を放ち、風吹けば観音経の響きがあり千手観音の浄土と千手観音像を刻みお堂を建て、「桜山花王寺」と名付けられました。これが「竹林寺」の始まりであります。
802(延暦21)年山麓に八千代という女、子無きを嘆き千日参詣の願をかけ、満願の日の夜半お堂の中から童子が現れ五色の玉を彼女に授けた。一年後八千代は、男子を出産しました、この子が自ら「吾れはこれ篁なり」と名乗ったのです。この子は後に、小野篁となり、没後百年、再びこの世に生まれ僧となって、郷里の竹林寺で冥途の十王尊像の内九体を刻み、残り一体は自ら生身の仏となられたそうです。その時から寺号も「篁山竹林寺」と改められました。
弘仁年中(810-824)、空海上人(774-835)が登山され真言宗のお寺となり、以後千年法灯を守り今日に至っています。
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子どもたちが小さかった頃ですので、もう四半世紀以上前になりますが、入野駅から登り訪ねた事があったお寺でしたが、今(2010)年新聞をみていると本尊の千手観音が33年ぶりに御開帳になると記事にありました。
昔、訪ねた時は、お参りする人もなくさびしいお寺でしたが、今回はお参りする人も多いかなと思い。また、竹林寺への山道は狭くて車の離合がしずらいというおぼろげな記憶がありましたが、女房運転の車で行きました。
今回はお寺の特別な行事があるからでしょう、中腹の所の駐車場に車を置き、そこからはお寺が手配されているマイクロバスでお寺に行く事になっていましたので、マイクロバスでお寺下まで連れて行って頂きました。 |
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河内町は、2005(平成17)年2月7日賀茂郡黒瀬町・豊栄町・福富町などとともに東広島市に編入されました。 |
10.07.02裕・記編集 |
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