竹林寺・本堂
  東広島市河内町入野の竹林寺の「本堂」を取り上げました。
竹林寺は、真言宗御室派のお寺で、御本尊は千手観音菩薩です。
縁起は、730(天平2)年行基菩薩(668-749)の開創と伝えられています。弘仁年中(810-824)、空海上人(774-835)が登山され真言宗のお寺となり、以後千年法灯を守り今日に至っています。
本堂は、国の重要文化財に、1982(昭和57)年6月11日指定されています。
構造形式:桁行三間、梁間三間、一重、寄棟造、こけら葺。

1511(永正8)年に屋根や柱組みが造られた後、1545(天文14)年から1548(天文17)年頃須弥壇などを整えて完成しました。須弥壇腰板裏に天文14(1545)年の墨書があり、高屋や入野の大工が工事にあたったことが分かります。規模の大きな方三間の堂で、軒先など当初の材がよく残されています。木割が太いので比較的しっかりした感があります。16世紀の瀬戸内地方の寺院建築の好例です。
竹林寺は真言宗寺院で、中世には平賀氏(鎌倉時代以来400年近くいまの東広島市高屋地区を中心に治世していました)の祈願寺のひとつでした。
※資料は、広島県教育委員会の広島県の文化財を参考にしました。資料には西暦と和暦に違いがありましたので、(わたしは)和暦を優先しました。
1511(永正8)年、室町期に創建と伝えられています。江戸期、1694(元禄7)年、1750(寛延3)年に大修理が行われたそうです。また、1987(昭和62)年10月から1989(平成元)年9月に解体修理が行われました。
子どもたちが小さかった頃ですので、もう四半世紀以上前(解体修理前)になりますが、入野駅から登り訪ねた事があったお寺でしたが、とてもさびれたお寺という印象でしたが、今回訪れみた本堂は以前の印象よりも立派に映りました。しかし、屋根をみるとこけら葺きの屋根のところどころに傷んだ部分が目につきました。
河内町は、2005(平成17)年2月7日賀茂郡黒瀬町・豊栄町・福富町などとともに東広島市に編入されました。 10.05.04裕・記編集

10.05.05撮影
東広島市河内町入野3103  竹林寺本堂

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法要の記念撮影があり、宮島の大聖院からの僧侶の方々も並ばれていました。



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