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尾道市東土堂町の千光寺公園“文学のこみち”に建立されている「十返舎一九歌碑」です。 |
静岡の人、有名な矢次郎兵衛、喜多八を主人公とした「東海道中膝栗毛」の作者で、山陽道漫遊中の作。 |
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東海道中膝栗毛(とうかいどうちゅうひざくりげ) |
滑稽本。8編18冊。十返舎一九作。享和2-文化6年(1802-1809)刊。江戸八丁堀の弥次郎兵衛と喜多八が、失敗を演じながら旅をする、江戸から京坂までの道中記。好評を博し、20年にわたって続編を出した。道中膝栗毛。膝栗毛。 |
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十返舎一九 (じっぺんしゃ-いっく: 1765−1831) |
江戸時代後期の戯作(げさく)者。駿河(静岡県)出身。姓は重田。名は貞一。幼名は市九。通称は与七。別号に酔斎など。武士の子といわれる。
大坂で浄瑠璃作者となり、寛政5年江戸にでて版元蔦屋重三郎のもとで、黄表紙,洒落本,読み本などをあらわし,滑稽本を得意とした。著作に滑稽本「東海道中膝栗毛」「江之島土産」など。 |
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「文学のこみち」を下ってきて4番目の句碑が物外和尚句碑で、次の5番目がこの十返舎一九歌碑でした。
十返舎一九と云えば、文学に疎いわたしでも東海道中膝栗毛のことがすぐに思い浮かびます。しかし、「山陽道漫遊中」なるものはこの説明板を読むまで知らなかったわたしでした。 |
11.04.03裕・記編集 |