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| 尾道市東土堂町の千光寺公園“文学のこみち”に建立されている「山口誓子句碑」です。 |
| 寒暁に鳴る 指弾せし かの鐘か |
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山口誓子（本名新比古）明治34（1901）年京都に生る。東大法学部卒業、三高在中より俳句の道に入り「ホトトギス」「馬酔水）」を経て、昭和23（1948）年「天狼」を主宰。句集をはじめ数多くの著作があり、現代俳句の旗手と言われる。
この句は昭和37（1962）年尾道来遊の際、千光寺に詣で宿舎で鐘の音を聴いての作である。 |
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| 寒暁： |
冬の寒い明けがた。 |
指弾： |
つまはじきすること。非難して排斥すること。 |
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| 山口誓子 （やまぐちせいし：1901-1994） |
俳人。京都の生まれ。本名は新比古(ちかひこ)。東京帝国大学卒業。
高浜虚子に師事。「ホトトギス」同人。水原秋桜子らとともに「4S時代」をきずき、のち秋桜子の「馬酔木(あしび)」に参加、俳句の近代化に貢献した。1948（昭和23）年「天狼」を創刊。1977（昭和62）年芸術院賞。1992（平成4）年文化功労者。句集に「凍港」「激浪」「青女」「不動」など。【辞世】一輪の花となりたる揚花火 |
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「文学のこみち」を下ってきて12番目の碑が山口玄洞文学碑で、千光寺の裏手に来たなとおもったところで次の（文学のこみち）13番目のこの山口誓子句碑でした。
文学に疎いわたしでもさすがに山口誓子は知っているぞと思ってみても、そらんじて詠んだ句が出てくるわけではないのですが。 |
| 11.04.11裕・記編集 |
