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尾道市東久保町の浄土寺に建てられている「多宝塔」をこの頁で取り上げました。 |
浄土寺多宝塔 *解説資料は、広島県教育委員会の資料を参考にしました |
指定種別:明治34(1901)年3月27日(重要文化財指定) 昭和28(1953)年3月31日(国宝指定)
構造形式:三間多宝塔、本瓦葺 |
鎌倉時代末期、嘉暦3(1328)年建立。
大日如来及び脇侍(わきじ;尾道市重要文化財)を安置し、内部には彩色が施され、壁面には真言宗の名僧を描いた真言八祖像があります。
多宝塔としては、規模が大きい上に全体のつりあいがよく、高野山金剛三昧院や石山寺の多塔宝と並ぶすぐれた塔です。牡丹・唐草に蝶の透かし彫りをした蟇股など、華麗な装飾に富み、その整った容姿および手法によって、鎌倉時代末期の代表的な建築とされます。昭和11(1936)年の解体修理で、屋根の上の相輪(そうりん)の中から経巻など多くの納入品が発見されました。 |
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(東側に位置する)海龍寺を訪ねた後、ここ浄土寺をお参りしましたので、東側から境内に入りました。
本堂よりも多宝塔が先に見えました。前に回ると「文化財愛護:重要文化財 国宝:浄土寺・多宝塔 鎌倉時代(1329年)再建 火気厳禁」の表示が設置されていました。帰宅後、広島県教育委員会の公開資料(上記)をみると1328年建立となっていましたので1年ですが違っていました。 |
11.05.08裕・記編集 |