|
尾道市東土堂町の千光寺公園下付近で公開されている「中村憲吉終焉の家」(離れ)です。 |
中村憲吉旧居 |
この家は、中村憲吉(1889-1934)が闘病生活を送った離れで、母屋は取壊され、今はありません。
ここで時折、斎藤茂吉(1882-1953)、土屋文明(1890-1990)らにも見舞われ病と戦った憲吉も1934(昭和9)年5月5日娘たちの旅先から届いた絵葉書に機嫌よく笑ったりしていましたが、急に息苦しくなり看病のかいなく午後7時40分帰らぬ人となりました。 |
※憲吉の画像はこの家の説明板にあったものを撮影しました |
 |
 |
|
(しゅうえん)
終焉: |
生命が終わること。死を迎えること。また、その時。臨終。最期。末期(まつご)。 |
|
文学のこみち18番目が中村憲吉歌碑ですが、(17番目の)芭蕉句碑から石段を下りて行き「中村憲吉終焉の家」の処に建立されていますので、(次の19番目にはまた登っていきますので)、ここ中村憲吉旧居の家(拝観料は無料)を見学していくことにしました。
1933(昭和8)年12月病気療養に訪れ、翌(昭和9)年に亡くなるまで過ごした家、和室が二間、(母屋があったそうですが)簡素ですが床の間があり、縁側からは尾道の町を眺めることができる建物でした。 |
11.05.23裕・記編集 |