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廿日市市宮島町の塔の岡に建立されている「正岡子規句碑」です。
※ 「汐満ちて鳥居の霞む入江哉」。 |
2002年から(当初は「宮島ぶらり散歩」という風に)宮島関連の頁をわたしは編集しだしました。
その過程で、正岡子規が、宮島を詠んだ句があると知りました。「子規全集」を(わたしは)読んだことはないのですが、2003年広島市内に子規の句碑が建立されていることを知りましたので、宮島を詠んだ句はどういうものがあるのだろうと思ってはいましたが厳島神社などを調べることを優先していました。
正岡子規が宮島を詠んだ句は、
「汐満ちて鳥居の霞む入江哉」
「ゆらゆらと回廊浮くや秋の汐」
「沖中や鳥居一つの冬木立」
「海の上に初雪白し大鳥居」などがあることを知ってきたのです。 |
正岡子規(まさおかしき:1867-1902) |
俳人・歌人、本名常規。松山藩士の家で生る。帝国大学国文科中退。
“万葉集”を尊重し写生の方法をとなえ、俳句・短歌革新の道を開いた。俳誌‘ホトトギス’により日本派の新俳句を推進、「写生文」を提唱。また根岸短歌会を開いた。句集『寒山落木』、歌集『竹の里歌』、俳論『獺祭書屋だつさいしょおく俳話』(M26)、歌論『歌よみに与ふる書』(M31)、随筆『墨汁一滴』(M34)『病牀六尺』(M35)など |
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2007年になって宮島観光協会の資料で正岡子規句碑が建立されていることを知りました。場所は亀居(ききょ)山となっていました。亀居山とは?といろいろと調べて五重塔が建つ塔の岡という事がわかり、撮影に行きました。
正岡子規の句碑ともなれば、宮島の(立派な)観光資源のはずなのに一般観光客が見られないところに放置されていることが残念でなりません。
しかるべき所に移設される方がいいのではと(お節介ではありますが、わたしは考え)あえて今回(2009年)未完結の頁を見直していますので、この頁を編集しました。 |
09.09.01裕・記編集 |