(いつくしまじんじゃ まっしゃ) しのみやじんじゃ
(厳島神社 末社)四宮神社

  廿日市市宮島町の紅葉谷入口付近に鎮座している「四宮神社」です。
一間社流造り、桧皮葺で社前に石造の四脚鳥居があります。
創建時期は不詳。
祭神:御魂神(うかのみたま=倉稲魂命)
元々は御綾川上流に建立されていましたが、いまは大国谷にあった大国神社と合祀されて現在地に移されています。
  宮島民俗行事: たのもさん、旧暦8月1日。
宮島そのものが神とされ、人も住むことを許されない神聖な島とされていましたので、昔から土地を耕さないことや農業・工業はもちろん機織りや島内に(農耕系の神様である)お稲荷様を祀ることができず、田の神という道祖神を建立したのです。
明治維新以後は、木を伐りだして土産品の材料にし、生活の糧であったため、人々の農作物に対する感謝の念は篤いものがあり、その気持ちを表すため「たのも船」という手製の小船を作り、船内には団子のお人形・おはぎ・果物・さい銭などを乗せて農作物を作っている対岸の大野町のお稲荷様に向けて流した行事です。
※解説資料は、宮島観光協会の資料を参考にしました。
紅葉谷公園には何度か行きましたが、道すがら神社があったなという程度の認識しかありませんでした。
今回四宮神社ということを知り撮影しました。
農耕を許されない島だから宇迦之御魂神(うかのみたま=倉稲魂命)をお祀りすることがないのだということに考えが及ばなかったわたしでもありました。
07.12.31裕・記編集

07.11.03撮影
広島県廿日市市宮島町

07.11.17撮影

07.11.03撮影

07.11.03撮影



「安芸の宮島」編


「広島の神社寺院」編



広島ぶらり散歩
(宮島)四宮神社
  (四宮神社手水鉢)盃状穴


宮島の神社・一覧





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