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廿日市市宮島町魚之棚町の宝寿院根際にお祀りされている「乳地蔵尊」です。 |
現在、宝寿院(前を通る、山辺の古径を少し登った東側)根際にこの乳地蔵様が鎮座されています。
江戸時代の芸州厳島図会にも、宝珠院(当時の表記)の隣にこの乳地蔵が描かれており、(今はない)福寿院が位置していますので、この乳地蔵尊は、古くから宮島の人々を見守っておられたのでしょう。 |
交流ウォーク関連で山辺の古径をぶらりした時、片岡会長に教えていただかなければ気がつかなかったと思ったのです。
女人坂といわれるこの辺りに乳地蔵様祀られているからか、女人坂といわれていたから乳地蔵様が祀られたのかはわたしにはわかりませんが、お乳が出ないお母さんたち(お乳が出すぎて処理ができないお母さんたち)の願いを叶えようと鎮座されているのであろうと思います。
粉ミルクというものがない時代だったからでしょう。また、島内ではお産をしない(できない)という厳島でも子育ては不可ではなかったからでしょう。 |
08.02.04裕・記編集 |