しゃくじょうのうめ
錫杖の梅
(弥山七不思議のひとつ)
  廿日市市宮島町の弥山にある弘法大師に縁あると伝わる「錫杖の梅」です。
弘法大師(空海:真言宗開祖;774-835)が立て掛けた錫杖が根付き、八重紅梅が美しく咲きます。山内に不吉な兆しある時は、咲かないといわれています。
’しゃくじょう)
錫杖:
僧・修験者の持つ杖(つえ)。頭部についている環に、さらにいくつかの小環をつけたもの。僧が常に持っている一八の法具の一つで、身を守ったり、自分の存在を知らせたり、経を読むときに調子をとったりするのに用いる。
  梅の樹木としての寿命が1200年もあるとは思えませんが、もともとが錫杖であったと伝えられているからこんにちまで花を咲かすのかも知れませんね。訪ねたのは葉っぱが茂っているはずの6月というのに枯れてしまったのではとわたしは思いましたが観察力がなかったのかも知れません。
09.01.16裕・記編集

08.06.14撮影
広島県廿日市市宮島町弥山

08.06.14撮影
弥山七不思議 資料は、廿日市市環境産業部観光課の資料を参考にしました
1. きえずのれいか
不消霊火
大同元(806)年、弘法大師(774-835)が弥山山頂で百日間に及ぶ求聞持(ぐもんじ)の秘法を修して以来、今日まで途絶えることなく燃え続ける霊火。
この火で湧かした霊水は万病に効くと云われています。
平和記念公園の「平和の灯」の元火の一つにもなっています。
2. しゃくじょうのうめ
錫杖の梅
弥山本堂のすぐ西の脇にある八重咲きの紅梅。
弘法大師が立てかけた錫杖が根をはり、ついには梅の木になったという伝説が残っています。
毎年美しい花を咲かせますが、山内に不吉な兆しがあると咲かないとも云われているそうです。
3. まんだらいわ
曼荼羅岩
弥山本堂の南側の下方にある畳数十畳分もの巨大な岩盤。
現在、立入禁止となっています。
「三世諸仏天照大神宮正八幡三所三千七百余神…」という文字や梵字が刻まれており、古来より弘法大師の筆と伝えら「厳島図会」には、この岩の上で拓本をとっている人たちの姿も描かれているそうです。
4. かんまんいわ
干満岩
弥山山頂から大日堂に向かって下りる西側の道を少し下ったところにある巨岩。
標高約500mの地点にあり、名前の通り側面にあいた直径10cm程の穴に溜まった水が潮の満ち引きに合わせ上下すると云われています。さらにはその水には塩分が含まれているとか?
5. りゅうとうのすぎ
龍燈の杉
旧正月初旬の夜になると宮島周辺の海面に現れる謎の灯りを龍燈と云います。
この龍燈が最もよく見える弥山頂上の大杉は「龍燈の杉」と呼ばれていました。
現在この杉は枯れています。
(それらしき根株が残されてるそうですがわたしはわかりませんでした)。
6. ひょうしぎのおと
拍子木の音
弥山山頂で深夜、どこからともなく(カチーン、カチーンという)拍子木の音が聞こえてくる云われています。
弥山に棲む天狗の仕業と語り継がれ、音が鳴っている間は家にこもっていないと祟り(たたり)があると恐れられていたそうです。
7. しぐれざくら
時雨桜
どんな晴天の日でも、この木だけは時雨のように露が落ち、地面は通り雨が過ぎ去ったように濡れる不思議な桜。
現在は枯れてしまい、見ることができません。



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